活動報告
側溝清掃について

総務財政委員会

  • 内藤りょうすけ
    私のほうからは先日行われました3月6日、7日の2日間で行われた防災フォーラムについて確認を含めて質問をさせていただきます。まずは、先日の防災フォーラムの総括の部分をお示しをいただければというふうに思います。
  • 防災環境都市企画担当課長
    先月開催をいたしました仙台防災未来フォーラム2021でございますけれども、東日本大震災から10年となることを踏まえまして、初めて特別に2日間の開催といたしました。
    1日目の3月6日には東北大学災害科学国際研究所と共催で復興施策の評価と今後の施策の在り方について考えるシンポジウムを開催いたしました。3月7日、2日目には市民大体や教育機関、企業など、様々な団体から震災復興や防災に関する取組の発表や展示、それから、小さいお子様を含めました幅広い年代の方に楽しみながら防災について学んでいただき、体験ができるワークショップですとかステージイベント等を実施いたしました。
    オンライン配信の閲覧も含めまして多くの方々に御参加をいただきまして、市民の皆様とともに震災10年の歩みを改めて振り返り、災害への備えの重要性ですとか未来につながる防災・減災まちづくりについて考える機会となったものと認識をしてございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に、コロナ編での参加人数でございますけれども、多くの市民の皆様に御来場いただけたのだというふうに思います。総括でも大変好評であったということのお話もありましたけれども、今年は東日本大震災から10年の節目ということで2日間の開催であった旨は前回の総務財政委員会においても説明を受けたところでございました。 私も3月6日、7日の2日間参加をさせていただいたところでございますが、大変勉強になるすばらしい内容だというふうに感じました。
    しかし、コロナ禍の状況でございましたので、人数制限があったり、事前申込み制というふうになっておったところでございますが、参加人数はどれくらいだったのでしょうか、お伺いをいたします。
  • 防災環境都市企画担当課長
    参加人数でございますけれども、6日の基調講演等、シンポジウムにつきましては、オンラインも含めまして800人以上の方に御参加をいただきまして、7日の発表展示等においては約3,500人の方に延べ御来場をいただきました。2日間で約4,300人の方に御参加いただいたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    2日で初日のオンラインも含めてということですけれども、4,300人もの多くの方にお越しいただいたということでした。
    今年は東日本大震災から10年という節目で2日間の開催となっておった中で、来年はコロナ禍の状況にもよるとは思いますけれども、より多くの市民の皆様に、先ほど大変いいお話も聞かせていただいたところでございますので、多くの市民の方に参加していただくためにも、ぜひ今年と同じような内容で本年度も行っていただければなというふうに思うところでございますが、御所見をお伺いいたします。
  • 防災環境都市企画担当課長
    次回につきましてですが、例年と同じく1日間での開催を予定してございますけれども、内容につきましては今回の実施状況も踏まえまして、防災について楽しみながら学びともに考える場を共有することを基本としながら、オンライン形式等も活用いたしまして、様々な世代のより多くの皆様に御参加をいただけるよう工夫してまいりたいと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    ぜひ今年度も多くの方に御来場いただいたり、オンライン等々で見ていただいて勉強していただければというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
    続きまして、3月7日の日に防災謎解きゲームというものが行われておりました。当日私も参加をさせていただきましたが、非常に大変勉強になるゲームだなというふうに思ったところです。
    内容としては、地震が発災したときに身の安全を守る行動をどのようにすればいいのかを解いていくところから始まりまして、身の安全を確保した後に避難行動をするときに何を注意すればいいのか、何を持っていけばいいのか等を答えていくことによって、最後は避難所に行くまでの注意やどの避難所に行けばいいのかを答えていくゲームでございました。
    まず、私自身もこのゲームをさせていただいて本当に勉強になりました。当局の皆様方は実際にこのゲームをプレーされたりはしたのかどうかというのと、もしされたのであれば感想などあったらお教えいただければと思います。
  • 防災環境都市企画担当課長
    今御紹介をいただきました防災謎解きゲームでございますけれども、楽しみながら防災を学んでいただく企画の1つとして御用意をいたしました。 職員は当日の参加はできませんでしたけれども、ゲームで使用いたしました教材の内容については事前に確認をしておりまして、問題も実際に解いてはみたところでございます。
    また、当日の皆さんの楽しんでいる御様子というのは拝見いたしまして、人数を制限して申込み制で開催をいたしましたけれども、各回全て定員満員ということで、大変御好評をいただきました。
    パズルやクイズなどの問題を解いていくうちに、その問題を解いた達成感とあわせて自然と防災に必要な知識を学べるということで、よく工夫をされた教材であると感じたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    感想をありがとうございます。
    私が参加したときにたまたま保育園の先生の方も参加されておりまして、その方とお話をさせていただいたところ、その方も子供たちに大変分かりやすくいいもので、逆に保育園用のものはないのかななんていうお話もおっしゃっていました。売っていればぜひ買って帰りたいななんていう話もございました。
    また、同じテーブルでお子さんと家族で来ていらっしゃった方で、小学1年生の子供だ ったりとか、1年生の子が1人で全てこの問題を全部解いておりました。子供用というものもあって、実は分からないときに裏を見るとヒントが載っていたりもするんだよというものはありながら、勉強のためなのでというものがあったんですけれども、本当に小学校1年生のお子さんが一人で一生懸命解いて、避難所に無事にたどり着いたというところでございました。 会場でも大変拍手にもなったところでもあったんですけれども、そういう子供もいらっしゃいました。
    私が参加させていただいた1回の回だけでもこのような感じでございましたし、子供たちは大変楽しそうにゲームをやっていたような印象でもございました。
    それで、先ほど令和3年度仙台市総合防災訓練の話の中でも学校の防災教育の御説明等々ございましたが、やはりゲーム等々で楽しみながらやるというのは非常に子供たちにとっても効果が高いのかなというふうに思いました。前回の委員会でも私もそのようなことで残していただければなというようなお話もしたところでございますけれども、ぜひ今後学校で行う例えば避難訓練のときにでもこのようなゲームで、まず予備知識を学んでい ただいてから実際に避難訓練をするというふうにすると効果があるんではないかなというふうにも感じましたし、ゲームで楽しく学んだことであれば子供たちも実際に発災したときに覚えていただいている部分も多くあると思いますから、しっかりとした避難行動が取れるようになり、その結果市民の皆様の安全につながることだというふうに思いますので、ぜひ他局との連携を取りながらこのようなよいものを常日頃の活動として残していただくことが大切だと思いますけれども、当局の御所見を伺います。
  • 防災環境都市企画担当課長
    学校教育における防災教育の重要性は大変重要と考えてございまして、特にゲーム感覚で遊びながら学ぶということについては御指摘のように印象にも残りやすく、また、各家庭においてお子さんが学んできたことが家庭に波及をしていくということで、そういった効果も期待できるということで、大変重要な取組であると認識をしてございます。
    これまで教育委員会とも連携をしてございまして、防災教育の推進について連携して取 り組んできたところでございますが、そのネットワークを通じましてこのような活動、 様々な工夫についても共有をいたしまして、各学校における防災教育の面での工夫につながるように働きかけてまいりたいと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    そのようなふうにしていただけるということでございましたので、ぜひ子供たちに楽しんでいただきながら学んでいただくようにしてもらえればありがたく思います。
    続きまして、前回の委員会でこれもお話しさせていただいたマイタイムラインを防災フォーラムで行っていただくことを求めさせていただいて、実際に行っていただきありがとうございます。
    このことについての市民の皆様の感想や当局の皆様の御感想をお聞かせいただければというふうに思います。
  • 減災推進課長
    当日は本市の防災・減災アドバイザーが聴講者に対しまして、風水害に備え自分や家族の取るべき行動をあらかじめ時系列で整理しておくマイタイムラインに つきまして、ハザードマップの見方や避難のタイミングなどの解説を加えながら、スライドを用いてマイタイムラインを完成させていく要領で説明のほうを行いました。
    講義終了後にアンケート等は実施しておりませんが、会場内での御意見や後日いただきましたお電話での感想では、分かりやすい説明でマイタイムラインを簡単に作ることがで きた、それから、命を守るために避難することの大切さが分かった、避難所だけでなく自分にとって安全な場所に避難する分散避難について理解ができたなどの御意見をいただいておりまして、おおむね好評であったと認識してございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    私も当日こちらを求めさせていただいて、皆様には申し訳なかったんですけれども、実 は先ほどの防災ゲームと同時刻にちょっと開催しておったようで、私こちらのほうで活動させてもらっていて、私自身ができなくて申し訳ございませんでした。
    そんな中ではございましたけれども、私自身のフェイスブックでこういうマイタイムラインのことを掲載させていただきました。そうしたら、市民の方から「ああ、このような ものがあるのを知らなかった」、また、そういう中で私のフェイスブックを見てマイタイムラインを作成してみたというようなお話を伺うことができたんです。
    その中で、本市のマイタイムラインは大変すばらしいというふうに感じたところでもございますが、知らないという市民がいる現状を変えていくことがやはりいざ発災時において市民の皆様の安全を守ることにつながるのだというふうに思います。
    109万市民の皆様にマイタイムラインを作成していただくためにも、今後もこのよう なイベントだけではなくて、様々な方法で周知をしていくことが必要だと思いますが、今後どのようにしていこうとお考えかお伺いをいたします。
  • 減災推進課長
    風水害に備えまして一人一人の家族構成や生活環境に合わせましてあらかじめ作成する自分自身の避難計画でありますマイタイムラインは、今年度改正いたし ます本市の地域防災計画にも盛り込むこととしておして、今後はその地域の説明会におきまして周知を図りますほか、仙台市地域防災リーダーSBLのバックアップ講習会のテーマに加え普及を図ることとしております。
    現在も市ホームページや防災・減災アドバイザーの各種広報メディアへの出演などにより普及啓発を図っておりますが、仙台市動画チャンネル仙台Tubuのさらなる活用などによりまして市民の皆様に周知を図り、地域への浸透に努めてまいりたいと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    先ほど令和3年度仙台市総合防災訓練についてのところで今のお話なんかでいろいろSBL等々でも活用していただけるというお話があったところでありますが、さらに今御答弁の中で仙台Tubuを使った周知をしていただけるというふうにいただきました。
    様々なことで周知していただけるのは本当に安心したところですけれども、私としても特に仙台Tubuを使った周知はこのコロナ禍の中、なかなか勉強会に参加に行くことも難しかったりとか、勉強会に来られなかった方が後でいつでも仙台Tubuで見ることができるということが大変よいことだというふうに思います。
    今後の周知ではぜひ仙台Tubuを作成されたときなんかに何かの仙台市政だよりとか、そういうところでQRコードも一緒につけていただいて、より皆様に見ていただきやすいようなもの等としていただきながら、実際に109万人の市民の皆様全員がマイタイムラインを作成していただけるように引き続きお願いを申し上げて質問を終えます。

     

予算等審査特別委員会

  • 内藤りょうすけ
    まず初めに、2月13日に起きた福島県沖を震源とする地震により被害に遭った皆様方 に心よりお見舞いを申し上げます。
    私からは、補正予算について確認を含めて質問をさせていただきます。 太白区役所立体駐車場について伺います。
    まずは、現在の状況を確認いたします。また、復旧はいつ頃までかかるのでしょうか。 併せて伺います。
  • 太白区長
    太白区役所の立体駐車場は、同型のものが3基ございます。全てが地震により故障したところでございますが、1号機のみ故障の程度が軽微であったことから、仮復旧作業を行った上で、2月17日から稼働を再開したところでございます。
    現在、メーカーに早期の復旧をお願いしているところでございますが、今回の地震で同様に被害を受けた立体駐車場が多くございますことから、部品や作業員の手配に時間がかかっていると伺っており、復旧の時期についてはいまだ見通しが立っていない状況でございます。
  • 内藤りょうすけ
    現在、マイナンバーカードの申請でいらっしゃる方も多いと思いますし、これから新年度に向けて多くの方々が仙台に移ってこられ、住民登録等にいらっしゃ る方も多くなる時期だと思われます。一日も早く駐車場の復旧を願うところでございますが、太白区役所は駐車場台数が少なく、通常でも区役所の駐車場は大変混雑をしているところでもございます。復旧作業中はさらに駐車できずに、混雑をするのではないかと懸念するところでございます。そこで、代替の駐車場等は準備はなされているのでしょうか。 伺います。
  • 太白区長
    太日区役所では、太白区役所では、平時から駐車場の混雑が課題となっておりました。そのため、近隣の商業施設の御協力をいただきまして、区役所駐車場が混雑した際は商業施設の駐車場へ御案内をすることとしております。
    今回の立体駐車場の故障を受けまして、車で来庁されるお客様に対しまして、より積極 的に商業施設の駐車場への御案内を進めているところであり、混雑の緩和につながっているものと認識しております。
    今後、立体駐車場の早期の復旧を図るとともに、引き続き車でお越しのお客様をはじめ、 区役所利用者の皆様の利便性の維持に努めてまいりたいと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    代替の駐車場があるとのことで、大変安心をいたしました。市民の皆様方にもぜひ知っていただけるように、周知も含めてよろしくお願いをいたします。
    次に、教育施設について伺います。 補正予算では小中学校147校となっておりますが、どのような状況でしょうか。伺います。
  • 学校施設課長
    令和2年度の補正予算に計上しました147校につきましては、校舎や体育館の外壁及び天井のひび割れ、窓ガラスの破損等の比較的軽微な被害がございました。
  • 内藤りょうすけ
    また、現在避難所として使えなくなっているところはあるのか、伺います。
  • 学校施設課長
    体育館について、一部被害のあった学校もございますが、避難所として使えないという学校はないと判断しております。
  • 内藤りょうすけ
    現在は避難所として使えないところはないということで、安心はいたしました。小中学校においては、避難所になる場所でもございます。災害はいつ起こるか分からない中、復旧作業中に避難所として使われることがないことを願いますが、万が一そのような場合には避難所として使えるのでしょうか。使えない可能性はあるのでしょうか。万が一使えない場合には、しっかりとその避難所を利用される可能性のある市民の皆様に周知をする必要があると考えますし、その場合の代替となる避難所等の確保や周知も必要だと思いますが、そのような対応はなされているのでしょうか。伺います。
  • 減災推進課長
    地震等の災害発生時には、学校の施設管理者による点検を実施し、施設の安全が確認できた場合に避難所として使用しております。
    学校施設に被害が確認され、避難所としての使用に著しく支障がある場合には、施設管理者、避難所担当課、地域団体からなる避難所運営委員会において、補助避難所や近隣にある学校施設など、避難スペースを確保し、地域住民の皆様へお知らせすることとしております。
    また、通常、学校施設の改修工事は教育活動に支障が生じないように行っておりますが、工事の内容によって避難所としての使用に適さない場合は、あらかじめ避難所運営委員会において同様の措置を取ることとなります。
  • 内藤りょうすけ
    委員万が一、新たな地震等で修復中の避難所が二次災害等により避難所として使えなくなることのないように、しっかりとした対応をしていただきたく思います。
    次に、農林施設災害復旧について伺います。ため池が4か所、水路が5か所とのことですが、来月からは田植えが始まるところもございます。農家の皆様への影響は問題はないのでしょうか。伺います。
  • 農林土木課長
    ため池や水路につきましては、現在応急復旧を行っているところでご ざいますが、いずれも機能に大きな支障はないことから、今期の作付に影響はないものと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    安心をしました。
    しかし、これからも地震を含めたゲリラ豪雨や台風等の災害は必ずやって来ると思います。そのためにも、今回修繕していただいた後に、東日本台風のときの修繕箇所も再度しっかりとした点検をしていただきたいというふうに思いますが、御所見をお伺いをいたします。
  • 農林土木課長
    農業用ため池につきましては、毎年夏休み前に点検を行っているところでございますが、災害防止の観点から、令和元年東日本台風の被災箇所も含め、今般の地震被害を修繕した後に、土地改良区や水利組合などと協力して、再度の点検を実施してまいります。
  • 内藤りょうすけ
    ぜひしっかりとした再度の点検、よろしくお願いをいたします。
    続きまして、今回の災害による工事手続について伺います。 どのような手続であるのか、まずお伺いをいたします。
  • 契約課長
    災害発生後の復旧は、早期に復旧作業に着手することが必要でございます。 災害時、緊急度の高い工事におきましては、被災箇所における修繕工事の実績や災害時の協定を基に事業者を選定し、速やかに工事に着手することとなります。
    緊急工事の場合、迅速に復旧を行う必要があることから、事業者側の契約書類の提出などの手続は事後に行うこととしてございます。
  • 内藤りょうすけ
    提出する書類が膨大であるそうですが、書類の提出を後回しにしていただき、迅速に行うということでございます。
    通常の業務とは違い、災害復旧のための工事ですので、工事業者への負担軽減が必要だと思います。何よりも早く復旧させることが重要だと思いますので、手続が大変で復旧が遅くなるようなことがないように、しっかりと他局とも連携を取っていただきながら、手続を簡素化するべきだというふうに思いますけれども、御所見をお伺いいたします。
  • 技術管理室長
    工事書類の提出に関する手続の簡素化につきましては、建設業の働き 方改革に向け、これまでも地域の建設業団体などと意見交換をしながら取り組んできたと ころでございます。
    特に災害復旧工事は早急な現場対応が必要でありますことから、着手時は必要最低限の書類提出にとどめ、迅速な対応をお願いしているところでございます。
    今後、関係部署と協議しながら、工事業者の負担軽減に向け、手続の簡素化に努めてまいるとともに、担当職員への周知徹底を図ってまいります。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    このような災害復旧のためには、何よりも早く復旧させることが重要だと思いますので、 ぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。
    本市には、東日本大震災の経験があり、それが生かされ、このぐらいの被害状況で済んだものだと思いますが、災害は忘れた頃にやって来るものであり、常日頃からの備えが大切であります。公共施設の点検、確認ももちろん大切なことではございますが、コロナ禍の中で起きた今回の地震のように、同時並行的に発生する複合災害に備え、日頃からの市民への備え、訓練や意識啓発の充実、強化を図ることが大切です。
    来年度新設する危機管理局では、こうした点への対応も当然強化されていくことになると考えますが、この点について市長の決意を最後にお伺いをいたします。
  • 市長
    自然災害の頻発化、激甚化という中にありまして、今般のこのコロナ禍のように危機事案というのも大変多様化しております。
    複数の事案が同時多発的に発生するとい うことも想定しておく必要がございまして、これまでも分散避難の周知啓発、それから避難所における感染症対策の訓練への支援などを進めてまいったところでございます。
    加えまして、本市における危機管理能力をさらに強化するために、令和3年度の組織改正におきまして危機管理局を新設するものでございます。
    各種事案に対しまして、状況を的確に捉えて、関係部署との連携、調整を図りながら、機を逃さず必要な対策を講じていくことで、市民の皆様方のさらなる安心・安全につなげてまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    ぜひ市民の皆様方への安心・安全のために、今後も取り組んでいただ くようにお願いをいたします。質問を終えます。

予算等審査特別委員会

  • 内藤りょうすけ
    公共交通活性化等推進、当初予算6億7301万7000円のうち、地域交通確保運行 支援対策7989万8000円について伺います。
    令和3年度施政方針では、市民の皆様の移動手段の確保については、地域交通の運行支 援対策地区を広げるとともに、鉄道や路線バス、地域交通などの適切な組合せや利用者目線による路線、ダイヤの改善など、持続可能な公共交通ネットワーク形成に向けた地域交通計画の策定に取り組みますと市長が述べられました。
    また、先日の代表質疑で交通事業管理者が、今後現在の状況を踏まえると交通局としての運営も難しくなり、地域交通との連携の必要性も述べられました。
    私も今後の人口減少や高齢化に伴いしっかりと取り組んでいただかなければならない問題だと認識をします。
    本市では平成30年度からみんなでつくろう地域交通スタート支援事業に取り組んでおりますが、坪沼乗合タクシーや燕沢乗合タクシーに続き、本年度は秋保地区地域交通と新川地区地域交通で新たに試験運行が始まりました。
    地域住民や各種団体などとの協働により地域交通を確保するための取組を支援する7989万8000円のうち、地域交通運行維持対策ではどのような取組をするのでしょうか、伺います。
  • 公共交通推進課長
    地域交通運行維持対策として、検討の熟度に応じて意見交換会と 運行計画策定支援を実施しております。
    意見交換会は、路線バスの運行本数が少ないなど、移動手段の確保に課題があると思われる地域において、地域の実情に合った交通の検討に向け、地域住民や交通事業者、行政による話合いを行うものです。
    運行計画策定支援は、具体に地域交通の導入を検討している地域の検討会などに対し、 運行計画の作成などを担う専門家を派遣するものでございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に、地域交通試験運行等事業費補助とはどのようなことでしょうか、伺います。
  • 公共交通推進課長
    地域交通試験運行等事業費補助は、地域が運営する乗合タクシー等の試験運行などに係る経費の一部を運営主体である協議会などへ補助するものでございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に、地域交通高齢者等割引制度補助はどのような補助でしょうか、伺います。
  • 公共交通推進課長
    地域交通高齢者等割引制度補助は、地域交通を利用する高齢者などの負担軽減策として、高齢者や障害者などを対象とした割引運賃を導入した際に、割り引いた金額を協議会などへ補助するものでございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。以上、確認をさせていただきました。
    本年度は新たに2つの地域交通の試験運行が始まり、市民の皆様にとっても生活の足の確保に向け大変うれしく思っていただいていると思います。
    しかし、私も様々な地域の方々をお話をさせていただく中で、この地域にも地域交通の導入をしていただきたいとのお話を伺いますが、地域交通については本市で地域を決めて 運行するわけではなく、地域の皆様の声でつくり上げていくものであり、地域の皆様の御要望があれば本市に問合せをいただき、地域の皆様と話合いをしながら進めていくものですと説明をさせていただいております。
    当局の御努力により市民の皆様も地域交通というものがあり、利便性等は理解をしていただいているものだとは認識をしましたが、実際に事業として行うのは仙台市であると思っている方も少なくないように感じました。そこで、地域の方への周知はどのようにしているのか伺います。
  • 公共交通推進課長
    支援制度の地域への周知といたしましては、地域での検討によく加わっていただけるような町内会長や民生委員、地域包括支援センターの職員などが参加される会議等において制度の説明を行ってきたほか、各町内会長に配付される町内会活動 の手引き、また市政だよりや市ホームページへの掲載を行っております。
    また、市政出前講座や個別に要請のありました地域への説明会も開催しております。さらに、市役所や区役所、市民センターなどでリーフレットを配架しているほか、地元紙を活用した広報や60歳からの情報紙、みやぎシルバーネットでも取り上げていただくなど、様々な媒体を使って周知を図ってきたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    私も昨年12月に行われた地域交通の勉強会に参加をさせていただきました。70人ほ どの様々な地域の方が参加をされ、熱心に実際に運行が決まった3地区の事業計画や経緯等の講演をいただき、その後様々な質問がございました。
    その質問の中には、そもそも地域交通が市民の皆様により事業計画等の計画がなされなければならないものであるという認識がないものがあり、当局もそのことを答弁されてお りました。このことからも、様々な周知を行っていただいていることは答弁をいただきましたが、市民の皆様との温度差を感じるところでもございます。
    そこで、このようなことを少しでも解決していくためには、今までと同じような周知の仕方だけではなく、別のことも行っていく必要があると考えます。例えばせんだいTubeを使い地域交通の説明会を動画として配信することもよいのではないかと思います。
    このコロナ禍で説明会等を行うのが難しくなっている中、地域交通を詳しく知りたいと思った市民にせんだいTubeを案内し、動画を御覧いただくことにより当局が説明会を開催せずとも地域交通がどのようなもので、どのようにしたらよいのかを理解していただくことが可能かと思いますが、当局の御所見を伺います。
  • 公共交通推進課長
    現在、支援事業に関する説明会につきましては、コロナ禍の中で実施が難しい状況にあります。
    今委員御提案のせんだいTubeを使った動画配信につきましては、直接説明をせずとも制度の理解を深めていただけることや、繰り返しの視聴が可能であるなど、市民が知りたいときに画面を通して具体の説明を受けられるため、事業を理解することに効果的であると思われますことから、今後実施に向けて検討してまいりたいと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。ぜひよろしくお願いをいたします。
    また、先ほど申し上げたとおり私も様々な地域の方に説明はさせていただきましたが、地域交通への関心がありながら実際には市へ相談することにさえ至っていないこともあるようです。
    支援事業を紹介するリーフレットによると、市民が地域に課題があると感じた場合、市に相談すれば活動の方向性のアドバイスを受けられるとのことです。具体のアドバイスとして5名以上の検討組織を立ち上げ、まちづくり専門家派遣制度等の活用による地域での勉強会や意見交換を通して課題を地域で話し合うことです。
    相談は個人でも可能で、最終的に地域交通と関係なくとも、まずは相談に応じてもらえるとのことで、ハードルが非常に低く設定されているのに相談まで至らないのはどこか問題があるのではないかと感じます。
    私としては、市民の皆様がもっと気軽に相談できるように工夫すべきだとは思いますが、交通政策担当局長の御所見を伺います。
  • 交通政策担当局長
    地域交通への関心がありながら相談までに至らないのは、どこへどのように相談すればいいか分からない場合でありますとか、市が主体的に動いてくれると思っていた、そういった場合など、様々な原因が考えられます。
    地域に身近な各区役所と情報共有を図り、移動手段の確保にお困りと思われる地域に対しましてリーフレットを配布することや、ただいま委員のほうから御提案のございました動画配信も含めまして、気軽に相談され、多くの地域で支援制度を活用し、地域の特性や実情に応じた持続可能な移動手段の確保につながりますよう、より丁寧な周知や広報に取り組んでまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    そちらもよろしくお願いをいたします。
    また、先日、ある町内で来年度は町内会で地域交通の勉強を始めようというところもございました。高齢化社会が進む中、いっときも早く地域交通を実現させることが市民の皆様の生活の足の確保につながることですので、しっかりと情報収集をしていただきながら地域のサポートをしていただくことを求めて次の質問に移らせていただきます。
    続きまして、百年の杜づくり推進、当初予算23億1539万3000円について伺います。事業目的として質の高い都市緑化や市街地の樹林地の保全などに市民協働により取り組む百年の杜づくりを継続し、杜の都にふさわしい緑豊かな都市空間の形成を目指すとあります。
    街路緑化事業費の3246万2000円では、街路空間の緑のボリュームアップや既存 . 街路樹の捕植や樹種変更などを行うとのことですが、どのような既存街路樹があり、どのような樹種へ変更するかなど、具体的にどのようにするのか伺います。
  • 公園課長
    既存街路樹の捕植などの具体的な内容についてでございますが、東二番町通外4路線におきまして枯損したケヤキなどの捕植により緑のボリュームアップを図るほか、車両と歩行者の安全性を高め維持管理費を低減するため、卸町1号線外2路線におきまして比較的枝が伸びやすいネズミモチから枝の伸びにくい管理しやすいサツキツツジなどへの樹種変更に変更する予定でございます。
  • 内藤りょうすけ
    続きまして、来年度新規で行われる緑の啓発395万円では、建築物等緑化ガイドラインを策定し、質の高い緑化の誘導を図るとありますが、これはどのような内容でしょうか、伺います
  • 百年の杜推進課長
    建築物等緑化ガイドラインは、新築や建替えなどに際して緑化の考え方や具体的な手法を示すことで、景観や環境、憩いなど様々な機能を発揮する質の高い緑化を誘導し、緑豊かなまちづくりを目指すものでございます。
    今後、都心再構築プロジェクトなどを契機として進む都市部における開発の緑化協議などに本ガイドラインを用いてまいります。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    次に、同じく来年度新規で行われる街路樹マネジメント5427万2000円では、杜の都を象徴する緑である街路樹が都市景観形成や都市環境改善など、緑の多機能性を十分発揮できるよう、街路樹の計画的な更新や維持管理を行い、都市の魅力ある資源として活用することで都市のブランドの向上を図るとあります。先ほども先輩議員からも質問がありましたが、改めて内容を確認させていただきます。
  • 公園課長
    街路樹マネジメントは、本市の強みである街路樹を活用し、さらなる都市の魅力向上のため、路線ごとに根上がり対策や若木への更新、剪定方法などを定め、きめ細やかな計画的管理を行っていく取組でございます。
    令和3年度予算につきましては、路線別計画策定に必要な街路樹の生育状況等を把握する調査を実施するものでございます。
  • 内藤りょうすけ
    御説明ありがとうございます。
    私も令和2年第4回定例会の一般質問におきまして街路樹の現在の問題を取り上げさせていただき、計画的な維持管理を求めさせていただきました。その中で、計画的に取り組 んでいただきますという御答弁をいただいたところ、来年度予算に新規事業として行っていただけることに大変感謝をいたしたいと思います。
    しっかりと取り組んでいただけるようになることで市民の皆様にも喜んでいただけるこ とですし、全国に杜の都仙台としてのPRにつながることになるとも思います。
    定禅寺通の利活用では、このような考え方からきっとすばらしい杜の都仙台のシンボルとなるようなことを計画していただけるのだろうと思い、大変期待をするところでございます。
    しかし、令和2年第4回定例会でも述べたように、観光客が来るであろうと予測される中心部だけではなくて、住宅地においても親戚が来たり、お客さんが来たりすることもあります。様々な方が様々な場所を訪れ、杜の都仙台を目の当たりにすると思います。
    そのような考えも踏まえながらしっかりと百年の杜づくりをこれから計画的に推進していただきたく思いますが、来年度新規事業が盛り込まれるということも踏まえ、局長の決意を伺い質問を終えます。
  • 建設局長
    本市におきましては、市民の皆様との協働により育んできた緑と共生する、こういった都市像を未来へ継承していく百年の杜づくりに取り組んでまいりました。
    現在、改定作業を進めております仙台市みどりの基本計画におきましても、この百年の杜づくりの理念を継承し、今後10年間のみどりのまちづくりの新たな取組といたしまして、先ほど来御説明して建築物等緑化ガイドライン、あるいは街路樹マネジメントなどを位置づけたところでございます。
    これらに基づきまして開発にあわせた質のい高い緑の誘導、あるいは計画的な街路樹の維持管理などにより、都心部のみならず、住宅地での緑の充実も図りながら、緑で選ばれるまち、市民が緑をほこりとするまち、これを目指して事業を進めてまいりたいと考えております。
  • せんだいTUBEのご案内
    ①地域交通乗り乗り事業とは!? ~地域交通とは~
    ②地域交通乗り乗り事業とは!? ~基本的な考え方~
    ③地域交通乗り乗り事業とは!? ~支援内容~
    ④地域交通乗り乗り事業とは!? ~本格運行までの道のり~
    ↑クリックするとせんだいTUBEの動画へリンクします。↑

予算等審査特別委員会

  • 内藤りょうすけ
    私からは、若者の地元定着促進、当初予算3569万5000円について、先ほど先輩議員からも質問がございましたが、別の視点からも質問させていただきます。
    事業目的として、地元企業の魅力等を発信するとともに、インターンシップフェアや学生と地元企業との交流の機会の創出、地元中小企業へ就職した若者への奨学金返還支援などにより、地元企業への就職定着を促進するとあります。令和2年第1回定例会予算審査特別委員会で、私も様々質問させていただきましたが、確認を含め質問いたします。
    まず、仙台で働きたい!プロジェクト予算額1200万円余りは、どのような取組を行うのか伺います。

  • 地域産業支援課長
    仙台で働きたい!プロジェクトは、地元企業・地元就職に関する情報をウェブサイトやイベントを通じて総合的に発信することにより、若者や保護者の方々の地元企業に対する認知度を高め、若者の地元定着を促進する事業でございます。
    新年度におきましても、ウェブサイトの運営、企業説明会やセミナーなどを開催し、地元企業の魅力を伝えてまいりたいと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に、就活お役立ちポータルサイト「仙台で働きたい!」では、地元就職支援に関する様々なサイトから企業情報やイベント情報を集約し発信するほか、地元企業で働く若手社員のインタビュー等を掲載とあります。
    ウェブ合同企業説明会のパンフレットでは、仙台市の企業46社が参加とあります。 その参加企業を見ますと、様々な業種の企業が協力をいただけたのだとは思いますが、本市の企業はまだまだございます。
    令和2年第1回定例会予算審査特別委員会でも述べましたが、民間でもこのような活動をしております。そのことについて、どうすれば自社のサイトを見ていただけるかという点も含め、支援の在り方について検討していただける答弁もございましたが、その後どのような検討をしていただいたのか伺います。
  • 地域産業支援課長
    地元の中小企業者が、自社のサイトを見てもらい、人材の獲得につなげるためには、しっかりとした採用戦略を立てた上で、内容が充実し、かつ検索されやすいホームページを用意する必要があるというふうに考えてございます。
    この点を踏まえまして、今年度は、事業者向けに、採用に係る課題に応じたコンサルティングを引き続き行ったほか、新たに効果的なホームページ作成のセミナーを開催したところでございます。

  • 内藤りょうすけ
    引き続き、よろしくお願いをいたします。
    次に、学生と企業の交流の機会づくり190万円は、どのような取組を行うのか伺います。

  • 地域産業支援課長
    本事業は、地元で働く意義や地元中小企業の魅力を伝え、地元定着につなげることを目的といたしまして、高校生や大学生が地元企業の経営者や若手社員から直接話を伺い、意見交換する場を創出するものでございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に、大学、企業との連携による地方創生推進について伺います。 実際に行ったインターンシップでは、どれくらいの企業の協力をいただけているのか、どのくらいの学生がインターンを行ったのか、併せて伺います。
  • 地域産業支援課長
    本インターンシップは、大学1、2年生を対象に、将来の地元就職を目的に実施しているものでございます。学生の夏休み時期に行ったインターンシップでは、地元企業19社に御協力いただき、36名の学生が5日間のインターンシップを行いました。また、これからの春休みを利用しまして、12社に、23名の学生がインターンシップに伺う予定となってございます。
  • 内藤りょうすけ
    年2回行うインターンシップで、夏に行われたものでは、チラシを見ますと定員100名となっているのに対しまして36名の参加、また、参加企業は19社とのことです。新型コロナウイルスの影響もあるとは思いますが、予定より少ない参加者に思います。
    私も、現在、大学生のインターン生と2か月間一緒に活動しております。このような事業を仙台市が行っているのか知っていたかと伺うと、全員が知らなかったと言っております。
    現在、様々なインターン活動が行われていると思いますが、本市の大学1、2年生向けインターンシップでは、学生のキャリア支援、地元定着促進、受入れ企業の人材育成を目的としており、実際にインターンをする学生、企業が、支払い等もなく、無料でインターンを行えるようなものであり、大変すばらしい取組であるとは思いますが、知られていなければ、よいものでも結果として目標達成も難しいのではないかと思います。
    まずは、本市でこのようなことを行っているということは、どのように周知をしているのか伺います。
  • 地域産業支援課長
    本事業の周知につきましては、本市ウェブサイトでの情報発信に加え、本事業に御協力をいただいております県内11の大学のキャリアセンター等を通じて、学生に直接メールで案内するなどの周知を行っているところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    様々な広報をしていただいていることには感謝をいたします。しかし、 実際にインターンをする大学生に知られていなくては意味がありません。現在、私の下でインターンをしている大学生も、将来に向けスキルアップや社会勉強、就活する前に社会を少しでも勉強したいという思いで活動しております。民間で行っているインターンと本市の事業で集まる人数に差があることは当局もしっかりと認識をし、どのようにしたらより効果がある広報につながるのかをしっかりと検討していただきたく思います。
    ただいま、現在も多くの大学に協力をいただき、各学校にて広報していただいているところですが、効果があまり出ていないことを踏まえ、学校でもしっかりと学生に広報をしていただくように求めるなど、できることをしっかりと対応していただくことを求めます。 当局の御見解を伺います。
  • 地域産業支援課長
    今年度の実施結果も踏まえまして、各大学へ改めて事業の目的、実施の状況、あるいはその成果などの説明を行うとともに、大学でのキャリアの授業等におきまして、本インターンシップへの参加を学生に促していただくなど、できるだけ多くの学生に本市の取組に関心を持っていただけるよう、大学側に働きかけてまいりたいと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    よろしくお願いいたします。
    次に、奨学金返還支援について伺います。令和2年度予算は100万円でしたが、来年度は12.5倍の1252万円に予算が増えております。内訳はどのようになっているのでしょうか、伺います。
  • 地域産業支援課長
    内訳としましては、奨学金の返還支援のため、学生に補助金としてお渡しする1152万円、広報費として100万円、合わせて1252万円となっております。
  • 内藤りょうすけ
    奨学金返還支援については、現在の大学生が抱えている大きな問題であり、少しでも若者が夢と希望を持って社会人となって活躍していただくことが本市にとっても大切なことであり、若者の地元定着促進につながることですので、引き続きしっかりと必要に応じて予算を増やす等の対応をしていただけるようにお願いをいたします。
    また、現在、奨学金返還支援を使える企業は159社ということですが、本市に本社を 置く企業は約2万6000社ございます。地元の99%の中小企業ともしっかりと連携を取り、地元の中小企業に就職していただくために、もっと奨学金返還支援を使える企業を 増やしていくことが必要だと考えますが、当局の御見解をお伺いいたします。
  • 地域産業支援課長
    奨学金返還支援の対象となる企業を増やしていくことは、若者の地元定着を促進する上で大変重要であると認識しております。
    企業からは、この事業のおかげで学生を採用することができたというようなお声もいただいておりますことから、このような事例を紹介するとともに、経済団体とも連携しながら本事業の有用性を広報し、対象企業の増加を図ってまいりたいと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    よろしくお願いします。多くの地元企業で、奨学金返還支援を使える企業が増えれば、それだけ若者の地元定着促進につながることだと思いますので、引き続き1社でも増えるようにお願いをいたします。
    次に、高校生向け職業体験ではどのようなイベントを開催し、年に何回ほど行う予定なのか伺います。

  • 地域産業支援課長
    高校生向け職業体験イベントでは、IT企業によるプログラミング体験や建設業でのドローンによる測量体験を行うなど、地元企業の仕事を実際に体験してもらうとともに、企業がどのような社会課題に取り組んでいるかを知る機会を提供しております。

    高校生に地元企業の魅力や学校での学びと仕事の関連性を伝え、将来的な地元での就職やUターンにつなげてまいりたいというふうに考えてございまして、民間事業者が主催する進学イベントと同時開催とし、新年度では年1回でございますが、7月頃の開催を予定してございます。

  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。様々確認をさせていただきました。本年度予算との比較では、予算も内容も、本年度新規で行った奨学金返還支援以外は変わらないように感じました。本年度は、新型コロナウイルスによる影響でオンライン等によるイベントも多かったとは思いますが、令和2年度と予算が変わらないところについては、大きな変更はなく行えるのでしょうか。また、変更があるのであれば、どのような変化があったのか伺います。
  • 地域産業支援課長
    新年度においても、基本的には今年度と同様の事業を予定しておりますが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮しつつ、オンラインと実際に集まる形でのイベントを使い分けしながら、効果的に事業を行ってまいりたいと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    よろしくお願いをいたします。
    次に、経済政策雇用促進当初予算303億3006万8000円中、若者就労・定着支援800万円と就職氷河期世代就職支援1500万円について伺います。
    まず、若者就労・定着支援についてですが、事業概要としては、コロナ禍により就職が困難な状況に置かれた新卒者や内定取り消した、就職が決まらずに非正規雇用で働いている者や職を失った若者等を対象に、正規雇用につなげることを目的として、徹底した就職支援研修、合同企業説明会等のマッチングイベントの開催により、就職支援、定着支援を行うことで、第二の就職氷河期世代の出現を防ぐとともに、地元企業の人材確保、地域経 済の活性化につなげるとあります。どのような支援策やイベントなのか、また、どれくらいの正規雇用を目標にしているのか伺います。
  • 地域産業支援課長
    主に20代の若者を対象に、自己PRや面接対策、自己肯定感の向上などを図る集中的な研修を実施した上で、企業との面接会を実施し、内定の獲得、そして就職後の定着までを伴走支援するものでございます。
    これにより、20名以上の正規雇用就職を目標としているところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に、就職氷河期世代就職支援事業の事業内容は、就職氷河期世代の方で、主に非正規雇用の方を対象とし、スキルアップ研修、マッチングイベント等の開催、国県等関係機関が実施する就職氷河期支援メニューとの連携により、正規雇用につながる就職支援を行い、当世代の活躍を推進するとあります。こちらは、どのような支援策やイベントなのか、また、同じように、どれくらいの正規雇用を目標にしているのか伺います。
  • 地域産業支援課長
    本事業は、就職氷河期世代の積極採用や正社員化の機運の醸成を図るため、氷河期世代の支援に特化したウェブサイトを立ち上げ、求人情報やロールモデルとなる社員の声などを掲載するものです。
    あわせて、求職者のスキルアップやキャリアチャンジを図るための研修や求人企業の開拓、合同就職面接会などを実施し、20名以上の正規雇用就職につなげることを目指しております。
  • 内藤りょうすけ
    御説明ありがとうございます。若者就労・定着支援と就職氷河期世代 就職支援事業の内容について、同じような支援策となっておりますが、就職氷河期世代就 職支援事業は国や県から予算が出ているものであるのに対して、若者就労・定着支援は本 市独自の事業ということでございます。 本市として、コロナ禍による新卒者の就職問題にしっかりと取り組んでいただいたことに感謝をいたします。私も、本年度就職活動を行った大学生や来年度就職活動を行う学 生に話をさせていただきましたが、このような支援策が本市にできるようになることに大変喜んでおりました。

    しかし、成果目標が20人と少ないようにも感じるのもございます。新規で行う事業ですから分かりますが、コロナ禍の状況を踏まえると、予算がもう少し多くてもいいようにも感じます。しっかりと検証していただきながら、必要であれば再来年度は予算を増やす必要もあると思いますので、しっかりと検証を行っていただきたく思いますが、当局の御所見を伺います。
  • 地域産業支援課長
    本事業につきましては、イベント参加人数や就職の実績をはじめ、 求職者の若者と求人企業双方からのアンケーとなどから効果を検証いたしまして、事業内容やその成果の内容も含めまして、次年度に向けた検討を行ってまいりたいというふうに考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    検証を行うときには、この事業を知らない方々が多くいらっしゃると、 20人という目標人数にも達せず、希望する方が少ないという判断になり、再来年度の予算が少なくなるというようなことのないようにお願いをいたします。
    また、来年度の就職活動において、新卒者の募集がコロナ禍の影響により減少しているところもございます。また、一方で、人手が足りずに困っているところもございます。例えば、現在、本市では保育園の問題もございます。待機児童解消のために、新たな保育園を増やすことも必要なことだとは思いますが、現在の状況を確認してみたところ、保育園の収容人数的にはまだまだ子供を受け入れられる体制は整っているということですが、保 育士の人数が足りておらず、受け入れる子供の数が少なくなっているという問題もございます。
    そのような問題を解消するためにも、様々な就職支援策の中に保育士を増やすことも必要ではないかと思います。ぜひそのような様々な現状を踏まえ、他局としっかりと連携をしながら、今後検討していただくことも必要だと思いますが、当局の御所見を伺います。
  • 産業政策部長
    保育士の人材確保につきましては、担当局におきまして学生と求人事業者とのマッチングイベントを開催してまいったところでございますけれども、今年度は奨学金返還支援事業の対象企業に社会福祉法人等も加えるなどの拡充も行い、保育士の就 職支援を行ってまいりました。

    引き続き、関係局とは連携を密に取りながら効果的に事業を進めまして、保育士を含む地元事業者の人材確保と若者の地元定着に取り組んでまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    よろしくお願いをいたします。
    本年度新たな事業が行われ、また、来年度はコロナ禍の状況も踏まえ、様々な問題に早急に対応していただいていることには心より感謝を申し上げます。失礼をいたしました。様々確認させていただいた中のお話もあったんですけれども、失礼しました。
    最後に、新規事業以外での周知による問題も伝えさせていただいたところではございましたけれども、新規事業でもせっかく本市独自のものも行っていただいておりますので、 今まで以上に若者への周知をしっかりと行っていただくことを求め、新規事業についての局長の決意を伺い、質問を終えます。
  • 経済局長
    今般のコロナ禍の影響を受けました学生、若者、そして就職氷河期世代の非正規の雇用者や求職者の方々、これらの方々を正規雇用として就職につなげることは、 本人のみならず、地域社会、そして本市経済にとりましても大変重要であると考えております。
    事業の実施に当たりましては、支援を必要としている方々へ的確に情報が届くよう、例 えば年代に応じた効果的な広報手段を活用して事業の周知を行うなど、少しでも多くの方に活用していただけるよう、そして、その結果として地域経済の担い手である若者等の地 元定着を促進してまいりたいと存じます。

総務財政委員会

  • 内藤りょうすけ
    風水害時の避難行動の見直しについて伺います。市民の皆様が避難行動をする判断として、避難行動判定フローで判断をしていただくことに加え、マイ・タイムラインによってどのように避難をすればいいのかを事前に市民の皆様に考えていただくことは重要であると認識しますし、そのように対応していただいていることに感謝をいたします。
    改めて確認を含めて質問をいたします。 背景には、大雨、台風等の災害に適切な避難行動が行えるよう、ハザードマップを活用してあらかじめ避難場所を検討し、一人一人の家族構成や生活環境に合わせた避難計画を作成するマイ・タイムラインの取組を推進していく必要があると記載されております。現在、マイ・タイムラインを市民の皆様方はどのくらい作成していらっしゃるのか、お伺いをいたします。
  • 減災推進課長
    本市では、風水害の発生に備えて、一人一人の家族構成や生活環境に 合わせあらかじめ作成する自分自身の避難計画であるマイ・タイムライン、わが家の避難計画について、昨年度の9月より市民の皆様への周知啓発を行ってまいりました。
    マイ・タイムラインは、各個人や御家庭の避難計画であり、現在、計画策定に関するデータはございませんが、今後、防災に関するアンケートを実施する際の項目に入れることなどを検討してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    よろしくお願いをいたします。
    また、災害はいつ起きるか分からないものでございますので、あらかじめ避難場所を検討し、とありますが、自分の住まいでの計画作成になるものだと思いますが、被災したときには必ず住まいにいるとは限らないと思います。例えば仕事や買物に行っているときに 発災することもあるかもしれません。
    また、高校や大学等、住まいと離れたところに行っているときに発災するかもしれません。そのような場合にはどのようにすればよろしいのでしょうか。お伺いをいたします。
  • 減災推進課長
    これまで本市では市民の皆様が勤務先や学校等のふだんよく行かれる場所で災害が発生した場合に備え、そのエリアの災害リスクや最寄りの避難場所について、日頃よりハザードマップにて御確認いただきますよう、様々な機会を捉え、周知啓発を行ってまいりました。
    外出先にて災害が発生した場合、まずは御自身が所在している場所の災害リスクについて、スマートフォンなどにより本市ホームページ等でハザードマップを御確認いただきまして、その上で避難する必要がある場合、安全なエリアや最寄りの指定避難所等へ避難していただくことが必要となります。
    今後、こうした災害への備えについて、より一層市民の皆様へ浸透できるよう取り組んでまいりたいと存じます。

  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    同じように、県外から出張等で来られた方や旅行客の方はどのようにすればよろしいのでしょうか。お伺いをいたします。

  • 減災推進課長
    県外など市域外から来られた方が市内で被災した場合の避難行動につきましては、市ホームページからハザードマップや避難所等についてスマートフォンなどで確認しやすいよう、市ホームページのトップページに防災緊急情報のバナーを配置しておりますが、今後、その周知の在り方についてさらに工夫してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    御答弁ありがとうございます。
    様々ちょっと確認をさせていただきました。市民の皆様方が避難行動フローやマイ・タイムラインで事前に準備をすることは大切だと思いますので、しっかりと109万市民の 皆様方が事前に準備してもらえるように、周知をしっかりしていただきますようにお願いを申し上げます。
    また、事前に準備できなかった場合や、県外から来られた方は特定できないので、事前に準備をするのはなかなか難しいところだと思います。そこで、例えば駅などのところに、避難をしなくてはいけないときに利用してもらうために、いわゆる災害関連のQRコード等を常に壁などに見えるようにしておくことや、またほかに外にあるデジタルサイネージ等にも表示をすることも必要だと思います。御認識をお伺いをいたします。
  • 減災推進課長
    今後、災害時における情報伝達の多重化、こちらを図るため、デジタルサイネージの活用なども含めまして、屋外における情報伝達についてさらに検討してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    避難行動判定フローやマイ・タイムラインを使って事前に準備してい る方がどのくらいいらっしゃるか分からないとのこともありましたので、ぜひ市民の皆様を含め、発災した場合には皆様が混乱をせずに速やかに安全な避難所に避難できるように、そのような検討もしていただければというふうに思います。
    続きまして、避難所における感染対策について確認をさせていただきます。 背景に、引き続き避難所の感染対策を推進していく必要があると書かれております。昨年の今和2年第4回定例会におきまして一般質問をさせていただきましたが、避難所の新 型コロナウイルスで実証実験がなされている抗ウイルスコーティングについてですが、一般質問のときの答弁では効果持続時間や費用対効果を考えながら検討していくとのことですが、現在どのような検討がなされているのでしょうか。お伺いをいたします。
  • 危機管理室参事兼防災計画課長
    避難所における感染症対策としましては、マスクや手指消毒薬のほか、プラスチック段ボールパーテーションを全ての避難所に配備いたしました。さらに、今年度末までにフェースシールドやアイソレーションガウン、ブルーシー ト、簡易ベッドなどを配備する予定としております。
    御提案の抗ウイルスコーティングなどの新しい対策の導入につきましては、効果の持続性や安全性の検証や費用などについて、様々課題があると考えてございます。したがいまして、配備する物資などの消毒につきましては、避難所運営マニュアルに示しております消毒方法を着実に実施してまいるようにお願いしてまいりますが、引き続き効果的で安全性の高い方策について情報収集いたしますとともに、今後とも避難所所管課との連携を深め、感染予防に努めてまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    避難所の感染対策を推進していくということでございましたので、お話をさせていただいたところでございますが、様々な課題もあるかと思いますけれども、市民の皆様方の安全・安心のためにしっかり検討を進めていただくことを求めて、質問を終わります。

総務財政委員会

  • 内藤りょうすけ
    ○仙台防災未来フォーラム2021について
    今年は東日本大震災10年ということで2日間の開催となっております。3月6日では 基調講演となっており専門的なことが学べるのに対して、2日目は親子参加していただくような体験型のイベントとなっております。まず、3月6日に行われる基調講演は3月7日には見ることはできるのでしょうか、お伺いをいたします。
  • 企画推進担当課長
    3月6日に開催されますシンポジウムにつきましては、基調講演含めまして2日目の会場での上映は予定をしていないところでございますが、基調講演のほか 3つのテーマに分かれたセッションなどもオンラインでライブ配信をいたします。また、後日内容を編集してオンライン上で閲覧できるようにするなど、御来場いただくことが難しい方々、また2日目御参加の方々にも後ほど御覧いただけるようにする予定ではございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。せっかくの基調講演でございますから、3月7日にいらっしゃる多くの親子の方々に興味を持っていただくためにも、会場内で録画したものを流すとか、そういうこともしていただいたほうがよろしいのではないかと考えますが、当局の御所見を伺います。
  • 企画推進担当課長
    2日目の最後、全体総括の場で1日目のシンポジウムの振り返りも行いますため、2日目に御参加いただいた方にも基調講演の概要は共有される予定とはなってございます。
    ただ、2日目の会場における基調講演の上映ということにつきましては、当日に向けて手法等を検討してまいりたいと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。せっかくすばらしい基調講演だと思いますの で、まず2日目にいらっしゃった方々にも目に留まるような、見ていただけるような形にしてもらえればというふうに思います。
    次に、3月7日に行われる幅広い世代の学び、防災クイズラリー、防災謎解きゲーム、避難所のソーシャルディスタンス・工作コーナーとはどういう内容でしょうか。
  • 企画推進担当課長
    3つの企画全て親子連れなどで楽しみながら防災について学べる内容となってございます。
    具体的な内容といたしましては、まず防災クイズラリーにつきましては、会場内に設置をいたします防災に関する5つのクイズを解くことによって、会場内の様々なブースを周遊しながら防災も学べる企画となってございます。
    2つ目の防災謎解きゲームでございますけれども、こちらは数人ごとに分かれたグループで話合いをしながらゲームを解くということで、防災に関する知識を学べるワークショップとなってございます。
    3つ目の避難所のソーシャルディスタンス・工作コーナーにつきましては、避難所を想定した空間にパーテーションですとか引き出しつきの段ボールベッドなどを設けまして、新生活様式の下での避難所を体感できますほか、段ボール製の椅子、テーブルで行う工作のワークショップなどを予定してございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    ゲームにより遊びながら学び、さらにはプレゼントも頂けるということですので、このコロナ禍でも子供たちにとって遊びに来る感覚でしっかりと防災のことを学べるような内容で安心をいたしました。
    環境学習におきましても楽しく遊びながら学ぶことは大変重要だというふうに思います。 せっかくのゲームですので1日しかできないというのももったいないようにも思いますので、何かの形で残しながら子供たちの学びの材料としてはいかがでしょうか、お伺いをいたします。
  • 企画推進担当課長
    今回の防災未来フォーラムでは、クイズラリーを終えた参加者の方に親子で防災家族会議というリーフレットをお配りいたしまして、より詳しい防災に関する知識について御自宅に戻った後も継続して役立てたり学んだりできるような工夫をしております。
    今後とも仙台防災未来フォーラムがいっときのイベントにとどまらず、その後の防災の学びや取組につながるよう、効果的な手法を検討してまいりたいと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。ぜひ検討していただければというふうに思います。
    最後に、東日本大震災から10年という節目の年でもございます。先日、2月13日に 最大震度6強の地震が発災し、本市でも震度5強、5弱でした。震災はいつ起きるか分かりません。
    そこで、せっかくこのようなイベントを開催していただき、親子連れで参加する方も多 いのではないかというふうに思います。そこで、本市が市民の皆様に避難計画を作成し、いつ災害が起こっても命を守る行動を行えるように依頼しているところですが、実際にどれくらいの市民の方々が避難計画を作成していただいているのか分からないところでもございます。ぜひ親子で参加いただいておりますので、簡易的な避難計画を作成してもらうような体験スペース等を設けるなどして検討していただきたく思います。 ‘簡易的なものでも親子で作成をしていただければ、家に帰ってから一緒に本来の避難計画を作成してもらうきっかけになるのではないかと考えます。当局の御所見を伺い質問を終えます。
  • 減災推進課長
    仙台防災未来フォーラムには親子連れを含め多くの市民の皆様が来場 されることから、防災・減災について考えていただくよい機会になると考えております。 3月7日の会場発表で、出張版おりはらアドバイザーの3分間防災チャンネルなどにより幅広い世代の方に楽しく、そして分かりやすく防災・減災に関する周知啓発を行うこととしておりますので、その中であらかじめ作成する避難計画、マイタイムラインについても取り上げてまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    〇勾当台・定禅寺通エリアビジョンについて
    次に、夜市等のイメージ図がございますが、当局に確認したところ、 これは勾当台・定禅寺エリアの具体的な場所を想定しているものではないということでした。
    現在、市民広場や勾当台広場では年間270日イベントで利用されているということですので、先ほどのスモールエリアの観点からも、例えば西公園等を使って夜市を開催してはいかがでしょうか。夜市のようなものであれば単発的なイベントとしてではなくて、毎月何日に開催というようなものにすることが夜市の認識を深めていただくことにつながりますし、本市を代表する勾当台・定禅寺エリアのイベントとなるのではないでしょうか。
    また、路上を使ってでは危険性の問題等もございますし、公園という観点で考えると市広場や勾当台公園では使える日も恒例とはいかなくなるかもしれません。何より回遊性のことを考えますと、このエリアの西に位置する代表的な公園でもあると思いますので、 そのあたり当局の御認識をお伺いをいたします。
  • 政策調整課長
    エリア内の各所において様々なイベントが開催されますことは、回遊性向上のため重要なものと考えてございます。このような観点から、中間案におきましても取組の方向性の1つといたしまして各種イベントの日常化を目指す旨を掲げているとこ ろでございます。
    御指摘の西公園につきましては、大小様々なイベントあるいは社会実験などで利活用が図られておりますけれども、なお関係部局とも連携しながら回遊性向上にも資する公園利活用の検討を進めてまいりたいと考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    ぜひよろしくお願いをいたします。
    次に、このエリアにある宮城県民会館のことについて伺います。中間案では宮城県民会 館移転の方向性を踏まえた移転後のエリアの活性化や魅力向上につながるような利活用と なっております。この跡地の利活用ではマンション等ではなくにぎわい創出となるものだと考えます。先日の代表質疑等にもございましたが、県民会館跡地の質問もございました。市長の答 弁でははっきりとしたイメージはございませんでした。しかし、これからの勾当台・定禅 寺エリアのビジョンを作成するのに大変重要な場所だと認識をいたします。回遊性を高める観点からも県民会館跡地の利活用を早く決めてエリアビジョンに入れる必要があると考えます。それが決まっていない中で検討を進めるのはよりよいビジョンの作成にはならないというふうに思いますが、御所見をお伺いをいたします。
  • まちづくり政策局次長
    県民会館でございますが、このエリアのにぎわいなどに大きく寄与している施設でございまして、跡地利活用の具体化はこのビジョンの実現を図る上でも大変重要な課題であると認識しております。
    中間案にも記載してございますように、移転後のエリアの活性化や魅力向上につながるような利活用を図りたいと考えておりまして、今後まちづくりを担う立場として本市が主 体的に関わりながら、宮城県とともに具体化に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    もちろんこの決定は県との協議もあるところでございますが、少しでも早く決めることが大事だと思います。
    今は中間案ですが、これが正式なエリアビジョンになるまでにはまだ少し時間もあると 思います。様々な議員の方々からの質問もあった内容でございますので、勾当台・定禅寺 通エリアビジョンが策定されるときには方向性を盛り込んだ検討にしていただきますように求め、質問を終えます。

議会報告

  • 杜の都仙台としての樹木の現状と問題について

    本市は、杜の都として全国にアピールをしてきております。本市の魅力の一つとして、大変すばらしいものだと思います。
    本市の至るところで多くの樹木がまちをより美しくしているところですが、近年、その樹木が大きくなり過ぎることで、 様々な問題が見受けられます。
    現在、当局におきましても、美しい杜の都となるように剪定等を行っていただいております。仙台市中心部におきましては大変きれいになっておりますが、少し中心部を離れたところに行くと、樹木は大きくなり過ぎて、なかなか剪定もされておらず、問題が生じているところもございます。
    例えば、町並みが大変暗いとの問題から街灯を設置していただいておりますが、 樹木が大き過ぎて街灯を隠してしまい、せっかく設置していただいても街灯の光を隠してしまい、以前とあまり変わらない状態となっているところもございます。また、植栽した時期からかなりの年月がたっており、樹木の根っこが大きくなり、歩道のコンクリートやブロックを壊してしまい、歩行者にとっても 非常に危ない状態となっているところもございます。さらには、住宅地にて大きくなり過ぎた樹木が電線の高さまであり、いつ絡まってもおかしくないところもございました。
    公園でも、同じような状態になっているところもございました。大きくなり過ぎた樹木が隣の私有地内にまで入り込んでおり、大変御迷惑をおかけしているところや、全く手入れされず腐敗している樹木もございました。また、公園内の街灯も、 先ほど述べたものと同じように、樹木が街灯を隠してしまっておりました。
    このような問題を区役所に相談させていただき、対応もしていただいたところもあります。迅速に対応していただいたことには大変感謝をいたします。
    しかし、対応していただいているところよりも、もっと多くのところで、このような状態となっております。対応しないでおりますと、市民の皆様が散歩やジョギングするときにつまずいてしまって転んでけがをすることもあり得ますし、せっかく設置していただいている街灯が見えず、暗い町並みに見えてしまい、危険が伴います。また、電線におきましては、停電だけではなく、火事になってしまう可能性もございます。
    まずは、このような状態になっていることを当局は把握をしているのか、今後どのような対応をしていくお考えか、お伺いをいたします。
    本市は、杜の都仙台との愛称で観光客にもPRをしておりますが、現在の状態では、緑は多くても手入れがされていなければ、きれいな町並みとは思ってもらえなくなるのではないでしょうか。
    現在、本庁舎の建て替えの話が進んでいるところで ございますが、コンクリート等の老朽化に伴い、建て替えは必要なものだと認識します。
    同じように、樹木も時間とともに成長していきます。四十年ほど前に植えたものが現在は大きくなり、このような問題となっております。先ほどの本庁舎建て替えと同じように、剪定を含めた管理は今行わなくてはならない時期になっているのではないかと感じます。
    ぜひ市民の皆様方の安全のためと、仙台にお越しいただいた方々に、杜の都仙台の名に恥じないようにしていただきたく思います。
    そうすることにより、市民の皆 様も本市は杜の都として美しいまちであると認識をしていただくことが、PRにも つながっていくものだと考えます。

    本市の総合計画でもグリーネストと掲示している以上、しっかりと対応するべきだと思いますし、計画的に進められるべきものだと思います。
    現在は、この新型コロナウイルスの影響で予算的にも厳しいものだとは認識をしますが、本市の魅力の創出のためと市民の皆様の安全・安心のために、しっかりと今後の計画に入れるなどして計画的に進めていただきたいと思いますが、市長の御所見を伺いまして、私の一般質問といたします。

  • 仙台市からの回答

    市長:
    本市の魅力の一つである街路樹等についてお尋ねがございました。 杜の都のシンボルである街路樹や公園樹の緑は、景観の形成や生活環境の保全といった機能を有し、都市に潤いと安らぎをもたらしてくれるものと認識をしております。これら緑の恩恵を市民一人一人が実感して誇りを持つことが、新たな杜の都の実現につながると、このように考えます。
    現在策定中の仙台市みどりの基本計画においても、みどりの活用と計画的管理について議論されているところでございまして、街路樹などをまちづくりの資源として活用していくよう検討を進めているところでございます。
    新たな計画には、今後の街路樹等の管理の考え方を位置づけて、本市が安全・安心で魅力ある杜の都であり続けられますよう、取組を進めてまいりたいと存じます。

    ○建設局長:
    私からは、街路樹や公園樹への今後の対応などについての お尋ねにお答えいたします。
    これまで、街路樹などの管理につきましては、定期的な剪定のほか、市民の皆様 からの御要望や通報などによりまして、安全面や防犯面において支障となっている樹木について、その都度、剪定などの対応に努めてきたところでございます。
    御指摘のような成長した樹木による照明灯や隣接家屋などへの影響などに関しましては、必要な箇所への剪定などをしっかり行っていくことに加えまして、今後、 計画的な樹木管理などを検討いたしまして、市民の安全・安心を確保しながら、杜の都にふさわしい環境づくりに鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
    以上でございます。

議会報告

  • 避難所における新型コロナウイルス感染症と自然災害の同時発生の問題と対策について

    現在、新型コロナウイルス感染症患者が増えてきており、第三波とも言われております。元和二年第二回定例会より、臨時会も含め、本市としても様々な支援策等を行っていただきました。
    その中でも、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、公共施設にサーマルカメラの設置や、バス、地下鉄の抗ウイルスコーティング 等を行っていただいたことに、大変評価をいたします。
    先ほども申したとおり、現在、第三波とも言われている中、さらなる対策が必要にも感じます。
    今年は、幸いなことに台風等の被害が少なく、避難勧告も少ないのは、ほっとするところでもございます。
    しかしながら、災害はいつ起きるか分かりません。今までも、避難所での新型コロナウイルス感染拡大防止のための様々な議論がございました。
    現在の状況で避難勧告が出た場合に、今まで以上に、避難所に行くべきか悩む市民の方も増えてしまうのではないかと危惧します。その問題を解決するためには、避難所がより安全であるという認識を持っていただくことが大切だと考えます。そのためには、今よりも安全性を高める必要があると考えます。

    例えば、バス、地下鉄の抗ウイルスコーティング施工のときの要件として、薬剤は紫外線のみに反応するものを除き、空気、自然放射、可視光などに反応する触媒とし、インフルエンザウイルス及びノロウイルスの代替となるネコカリシウイルス等に対して試験等の検証を行い、一定以上のウイルス不活化の効果を証明できるものとなっております。
    現在は、研究も進み、この検証を新型コロナウイルスにて行って、効果の出る抗ウイルスコーティングも出てきております。
    実際に、ウイルス研究の第一人者である国立大学法人長崎大学熱帯医学研究所新興感染症学分野の安田二朗教授が、新型コロナウイルスに対する不活化実証試験を実施し、接触五分で九九・九七%以上の不活化効果を確認したそうです。ここで言う五分というのは、学会での発表の数値の最短が五分となっており、これは五分以内に不活化させる効果だというものだそうで、現在は、いわゆる一瞬で不活化させていることを確認するための実証試験を今後行う予定となっているそうです。
    さらには、新型コロナウイルスだけではなく、代表的なノンエンベロープ一種類とエンベロープウイルス三種類の全てに対して効果があることを実証されております。

    検証実験後の安田二朗教授は、今回の検証実験で高い抗ウイルス効果が確認できた。医療機関や保健施設で活用されることは当然期待されるところですが、それ以外にも病原性微生物を扱う研究施設や一般の家庭においても、衛生環境の向上とい うことで広く活用することができるものだと思う。様々なものに塗布できるため、幅広い用途展開、すなわち汎用性が高く、衛生環境の向上に期待が持てると思いますとコメントをされており、年内には論文の発表を行う予定とのことです。

    また、国立大学法人長崎大学は、政府の支援をいただきコロナ研究の拠点にもなっているところであり、ほかにも新型コロナウイルスの研究が進んでいる大学で、エボラウイルスや天然痘など、バイオセーフティレベルフォーの研究がされている、国内でも数か所しかない感染症共同研究拠点の一つであります。
    このように、現在は新型コロナウイルスにて試験等の検証を行ったものがございます。
    市民の皆様方からも、今までのもので本当に大丈夫なのか心配というような声も伺います。
    このような思いから、避難勧告が出た場合に避難所に行くことをためらってしまう原因となるのではないかと危惧するところです。

    以前はこのような試験等の検証も行える状況ではございませんでしたが、今後は、このようなもので避難所となる学校や市民センター等の公共施設に導入をしていただくことが、市民の皆様の安全・安心を確保していくことにつながり、災害等で避難が必要なときには、皆様が新型コロナウイルスの対応に安心して避難所に行き、避難していただくことにつながります。
    このようにすることが、結果、市民の皆様の安全を確保できるようになると私は考えます。

    また、避難所においては、プライバシーの問題から、パーティションが要望されているところでもございます。避難所でのパーティションは、主に段ボール、アクリル、フィルムが用いられておりますが、段ボールは、湿度の高いところでは強度が劣化してしまうことや、カビの発生や害虫などの問題により健康被害なども懸念されております。
    また、使用後は廃棄処分となり、新たに購入をしなければなりません。
    そのような現状を踏まえ、先ほどの新型コロナウイルスで実証実験をされているものをプラスチック製のものに塗ることで、環境問題やランニングコストとしても削減できるものと考えます。さらに、飛沫は下に落ちていきますので、床面の飛沫対策等にも有効であると考えます。
    新型コロナウイルスでは様々な議論や対策がなされておりましたが、より安全・ 安心になるように検討されております。
    本市としても、このようなより安全性の高いものを使っていくことが必要だと考えますが、当局の御所見を伺います。

    さらには、学校においては、子供たちの感染拡大防止の一助にもなります。
    学校が長い間休校となったのは、子供たちが感染してしまうことにより家庭での感染につながってしまうことを防止するために、行っていただいた対応だと認識しております。
    市民センター等においても現在利用者が減ってきている中、市民の皆様のコミュニティーの場としても大事な施設ですので、ぜひこのような新型コロナウイルスで実証試験をされたものを使って対応していただくことが、災害発生時における避難所での感染症と自然災害の同時発生に備えることと、常日頃の市民の皆様の安全・ 安心につながっていくと考えますが、教育局、市民局、危機管理監の御所見をお伺いをいたします。

  • 仙台市からの回答

    危機管理監:
    私からは、避難所での感染予防についての御質問にお答えいたします。
    本市では、新型コロナウイルス感染症流行下におきまして、避難所の密を避けるため、自宅での垂直避難や安全な地域の親戚、知人宅への避難など、分散避難についても周知を行っておりますが、避難所への避難が必要な方にためらいなく避難していただくため、避難所の感染症対策を進めているところでございます。
    パーティションにつきましては、紙のダンボール製ではなく、水に強く耐久性のあるプラスチック段ボールを素材としたパーティションを全ての避難所に配備したところでございます。
    その消毒につきましては、本年六月に作成いたしました避難所運営マニュアル (別冊)新型コロナウイルス対策追加事項におきまして、具体的な消毒液の作り方や消毒方法などを示しておりますが、引き続き、新たな技術も含めまして、より効果的で安全性の高い方策等について、費用対効果も見極めながら探ってまいりたいと存じます。
    今後とも避難所となる施設の所管局とも連携しながら、避難者の感染予防に努めてまいりたいと存じます。 以上でございます。

    ○市民局長:
    市民センター等における抗ウイルスコーティングの導入につきまして御答弁を申し上げます。
    現在、市民センターにおける新型コロナウイルスの感染拡大防止策といたしましては、公民館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン、これらを踏まえまして、施設入り口へのアルコール消毒液や受付窓口へのビニールカーテン等の設置、ドアノブや電源のスイッチ、トイレの便座など不特定多数の方が接触する箇所の清掃、消毒の徹底などに取り組んできたところでございます。
    御提案の抗ウイルスコーティングにつきましては、有効性などの評価やその効果の持続期間、導入に要する費用なども十分考慮に入れまして、慎重に検討を行う必要があるものと認識をいたしておりまして、当面は、先ほど申し上げたような対策の確実な実施に努めてまいりたいと、このように考えております。
    新型コロナウイルスの感染予防策につきましては、今般のお尋ねのように、今後も様々なものが研究、開発されるものと見込まれますことから、私どもも必要な知見を深めながら、引き続き情報の収集に努めてまいりたいと存じます。
    以上でございます。

    ○教育長:
    学校における抗ウイルスコーティングの使用についてでございます。
    各学校では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、手洗いの徹底やマスク着用、換気や密を避けるなどの取組を行ってまいりました。
    あわせて、保護者や地域の方々にも御協力をいただきながら、毎日、学校活動終了後に清掃、消毒等を行っており、学校内での感染の広がりは見られない状況です。
    抗ウイルスコーティングなど新たな対策の導入は、効果の持続性や費用等を十分 に踏まえる必要がありますことから、これまでの基本的な取組を着実に継続することで、安全・安心な学校環境の維持に努めてまいりたいと存じます。
    以上でございます。

経済環境委員会

  • 内藤りょうすけ
    私のほうから緊急経済対策第3弾としての宿泊促進キャンペーンについて伺わせていただきます。
    昨日、同僚議員がした一般質問の中での答弁の中で、緊急経済対策第3弾としての宿泊促進キャンペーンについて、申込みが1,000件を下回ったときには再度検討して抽せんすると局長のほうで述べられました。
    具体的にどのような検討をしてどのような対応をされるのかお伺いをいたします。
  • 企画調整担当課長
    第1次キャンペーンの応募が1,000件を下回ったときの取組でございますが、実はこのキャンペーンを実施するに当たって、各温泉旅館組合、実施主体のほうから話を伺う中で、かなり応募が多いという声がありまして、実はあまり下回るという事態は想定していないところであるんですけれども、ただ、仮に下回った場合には、先着順にするなど、そういった方法も考えられるのかなというふうに考えておりまして、旅館組合のほうと相談しながら対応してまいりたいと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    続きまして、Go Toキャンペーンと、あと第2次の宿泊促進キャンペーンについても、同じようにどのような内容かというのと、具体的にどのようにするのかを伺います。
  • 企画調整担当課長
    国のGo Toキャンペーンでございますが、国内旅行を対象に、宿泊、日帰り旅行代金の2分の1相当額のほうを支援するものでございます。支援額の3 割程度が地域共有のクーポン券として利用者に配布されるスキームとなっております。
    現在、観光庁において事業者の選定を伺っている段階というふうに承知してございます。
    次に、第2次キャンペーンでございますが、5,000円の割引を2万泊分ということで考えております。ただ、その手法として、宿泊施設自らがそれぞれの特色や強み、こういったものを生かして誘客を図ると、そういうような要素もちょっと取り入れられないかというふうに検討しているところでございます。

  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    また、先日の一般質問の市長の答弁にて、観光客は自治体の取り合いになるというふうにおっしゃられました。
    その取り合いになる中で、仙台市に来ていただけるためにどのような取組をしていくのか、お伺いをいたします。

  • 企画調整担当課長
    宿泊事業者の方のお話を伺いますと、その宿泊施設の特性や立地条件などにより、どういったお客様にアプローチすると自分の施設に宿泊いただけるのか、そしてどんなお客様を誘致できるのかというのをそれぞれ把握しているという話も伺っているところでございます。
    各施設のそういったそれぞれの特徴、強み、こういったものを生かしたプランを造成いただくといった要素も取り入れられないかと検討したいというふうに考えてございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    私のほうから、ちょっと提案的な形でお話をさせていただければというふうに思いますが、例えば、現在、仙台市に修学旅行で多くの学生が例年お越しいただいていると思うんですけれども、今回の新型コロナウイルスの影響で中止や延期になっているところが多いと思うんですが、そういう修学旅行でぜひまた仙台市に来ていただくようにしてはいかがでしょうかというふうに思っています。
    修学旅行を行うことにより、学生の今回のコロナウイルスの自粛によるストレスの軽減にもつながってくるのではないかなというのと、今回の支援策を併せて使っていただくことにより、金額も5,000円支援されるということでございますから、御家庭の負担も軽減できるのではないかなというふうに思います。
    また、今までに修学旅行でお越しいただいているところにこういうやり方で仙台市でできますよということでPRをさせていただけないかというふうに思うのと、また、仙台市 の姉妹都市になっていらっしゃるところにも連携を取って、旅行客の誘致をお互いに共有し合いながらPRをして、仙台には姉妹都市のほうからお越しいただき、姉妹都市のほうには仙台のほうから行っていただけるような、そういうPR方法を連携を取っていくことはいかがでしょうかというふうに思います。
    このようなやり方で、今までに仙台に来たことがない方だったり、自治体へのPRともなり、お越しいただけることにもつながっていくのではないかと思いますが、御所見をお伺いいたします。
  • 企画調整担当課長
    ただいま委員から御提案ありました、まず修学旅行客でございますけれども、確かに修学旅行客の受入れに強みがあるというような宿泊施設などもあると考えておりまして、ほかにもいろんな団体とか、そういったものを受け入れることに強みというか、そういう客が多いという施設もあると思います。
    今いただいた意見のほうもちょっとこのキャンペーンで実施に当たって取り入れられないかというふうに検討したいというふうに思いますし、また、もう一つ、姉妹都市との連携でございますが、これもやはりお互いのキャンペーンというか、どういったものがあるか、ちょっと私、今の段階で確認しておりませんけれども、コロナに当たって何かしらやはりやっていると思うんですよね。そこで、お互いのキャンペーンを紹介し合うとかして、やっていければいいのかなというふうにも考えておりますので、こちらのほうも検討していきたいと思います。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。
    ぜひそのようなやり方で、仙台市もですけれども、この日本全国にという形の中で、まず仙台市でできるところをぜひお願いしたいなというふうに思います。
    続きまして、今度は別の観点からではあるんですけれども、実際に仙台市にまずお越しいただくことが重要であると思います。先ほどのやり方で仙台にお越しいただくということで本市の観光地にも行ってもらえるようにもなると思いますし、それが仙台市にとっても経済効果につながっていくと思います。
    このような観点から、イベントの誘致というものをできないかなというふうに考えております。例えば、経済効果を考えれば、本当は繁栄期であるところじゃない2月、6月、8月ぐらいのあたりで行っていただければというふうには思うところではあるんですけれ ども、今回の新型コロナウイルスで疲弊している宿泊施設や交流人口拡大を考えますと、新型コロナ復興イベントなどの名称で、eスポーツというものを誘致してはいかがかなというふうに考えました。例えば秋保の温泉街とかでeスポーツのイベントを行っていただき、これを宿泊していただくためにもツーデイズとかのものにしていただき誘致をしていただければと思います。
    アニメやゲーム、ファンの方からすごい聖地と呼ばれるようになると、イベントがない ような時期でも仙台に観光でどんどんお越しいただけるというものにもなりますし、今だからこそこういうようなことを行ってはいかがかなというふうに思います。
    また、今回の支援策をこれも併せて使っていただくことで、誘致しやすいような状況にもなってくるのかなというふうに思いますし、成功裏に終われれば、この復興イベントを行った場所ということも含めて聖地と思われるようになっていただければなというふうに思います。
    聖地となれば、先ほど申したとおり、毎年仙台でのイベントを行うこともできるようにもなると思いますし、それが仙台市にとっての交流人口拡大や経済効果になっていくものだと思いますが、御所見をお伺いいたします。

  • 企画調整担当課長
    今、eスポーツの御提案をいただきました。確かに交流人口の拡大といったときに、やはりどうしてもイベントが開催されるというのが一番効果的だというふうにも考えておりまして、今後の交流人口増加のアイデアの一つとして捉えさせていただきたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    ぜひアイデアの一つとして、いろんなアイデアを出していただければなと思います。
    最後に、私も先日の一般質問にて、緊急経済対策第3弾としての宿泊キャンペーンとは別に、医療従事者への独自支援をということで述べさせていただいたところではございますが、私が提案させていただいたことが難しいとしても、先ほどの答弁の中では、1,000件、恐らくクリアできるだろうということはありましたけれども、答弁の中で、だめだったらそのとき再度検討するような話がございましたので、ぜひだめだったらということの前に、そうならないように、先ほどの提案したような內容も含めてアイデアを出していただきながら、仙台市独自の支援策としてせっかくすばらしいものを打ち出していただいていると思うので、そのようにしていただきながらということを求め、私の質問とさせていただきます。

議会報告

  • 今年の教科書採択の考えについて

    今年は新しい教科書の採択が行われますが、仙台市教育委員会の今年の教科書採択の考えについて伺います。
    仙台市教育委員会は、かねてから教科書採択に関して「公正性と透明性」の確保の重要性を強調してきたが、実情は「公正性と透明性」を高める改善が十分に図られているか疑問視する声もあります。
    仙台市教育委員会は本来、市民が見て何故ある教科書が採択されたのか理解できるよう、客観的な県の基準等の根拠にもとづいた採択作業を行う責務があると思います。また、過去ある教科書会社による教科書採択の前に見せて金品を送っていた問題が記憶に新しいところです。
    是非市民の皆様に「公正性と透明性」が理解出来る教科書採択をして頂きたいと思います。
    以上の事を踏まえ、仙台市教育委員会の今年の教科書採択についての考え方を伺いますとともに、この国に生まれて良かった、この町に生まれて良かったと市民の皆様が認識して頂けるような教科書を採択して頂きますように求め、私の質問と致します。

  • 仙台市からの回答

    本市の教科書採択に当たっては、宮城県の教科書の採択に係る基本方針や採択基準を踏まえて採択方針を設定するとともに、教科書について専門的な調査を行う調査研究委員会や有識者や保護者の代表、校長等から成る協議会からの意見なども参考にしながら、採択を行うこととしております。
    採択に当たっての観点としては、例えば、内容については発達の段階に配慮していること、配列については児童生徒の生活の実態に広く対応できること、学習と指導については主体的、対話的で深い学びを実践するために工夫されていること、表現と体裁については挿絵や図表などの配置や表現が適切であることなどを設定しております。
    このような採択方針にのっとり、公正性、透明性を確保した採択を行ってまいりたいと存じます。