活動報告
側溝清掃について

議会報告

  • 様々な方の休憩需要に応えた誰もが気軽に外出しやすい町に向けた取組

    最後に、現在の少子高齢化社会に対して伺ってまいります。
    本市でも少子高齢化問題の解決に様々取り組んでいただいております。私ごとではございますが、四年ほど前に左足膝に腫瘍ができ、手術で取り除きました。そのときは足を引きずりながら歩いておりました。そのときに感じたことが、歩くことに支障が出たときのつらさでした。横断歩道を渡るにも、中心部のような車線が多い道路だと、信号が青になった直後から渡り始めていても、渡り切るまでには赤になってしまったこともございました。そのときには車の方や歩行者の方々にも様々御配慮をいただき、今は回復をしたところでございます。
    その頃から、歩道にある大きな石などに腰をかけている方々の気持ちがよく分かりました。全員ではないとは思いますが、このように休まれている方は、決してちょっと日陰で涼もうとか道行く人々を見ていようとか、バスを待つために座っていようとかではないのだと思います。単純にもう歩くのがつらいので休んでいらっしゃるのではないでしょうか。
    本市では、中心部等は、既にこのような観点も含めバス停の多くに椅子を設置し、雨よけまでつけていただいているところも多くございます。しかし、中心部を離れますと、このように対応しているところが多いわけでもございません。そこで、バス停だけではなく、幅の広い歩道のところだけでも休憩ができるベンチを設置できれば、このような状況を改善することができるのではないかと考えます。
    本市がライバルとする福岡市では、既にこのようなバリアフリーの観点からベンチの設置を行っております。その名もおさるのベンチプロジェクトとなっており、その内容は、行政でベンチを設置する費用を全て賄うのではなく、いわゆる寄附をいただきベンチを設置しております。その寄附をいただいたベンチには、寄附をいただいた方の名前を表示させるなどをしております。おさるのベンチプロジェクトの事業実績を見ますと、令和二年度は、個人、企業、団体の皆様から八十二件、二百十二万円の寄附をいただいたとのことです。
    福岡市では、バス停付近、買物に行く道や坂道の途中、ウオーキングコースなどの道路沿いに設置し、現在、福岡市では、おさるのベンチプロジェクトを使って合計百六十二か所にベンチが設置されております。
    福岡市では、全ての人が安全で快適に利用できるバリアフリーのまちを実現するための施策の一つとして、高齢者や障害者、妊産婦や子供連れなどの休憩需要に応えるため、歩道上や市有地、民有地の道路沿いの場所へのベンチ等休憩施設の設置推進に取り組み、誰もが気軽に外出しやすいまち、ユニバーサル都市・福岡の実現に向けて市内にベンチを設置しております。
    先ほど申し上げたとおり、私も自身が体験をすることでこのような必要性を感じ、立候補させていただいた経緯もございます。まさに、その必要性を福岡市が行政だけで行うのが難しいところをカバーしたプロジェクトを行っております。
    本市でも、市長が常に述べられている、子育てするなら仙台、誰一人取り残さない仙台や、今後の高齢化社会に向けて、ライバルである福岡市よりさらにすばらしい官民連携の施策を今行っていくことが、将来的に、本市にお住まいの方々はもとより、仙台に住みたいと思っていただくことにもつながるのではないかと考えます。本市でこのような施策をしっかりと行うことは、杜の都としてすばらしい緑がある中でのベンチであれば、福岡市よりもすばらしいものになるのではないかと考えます。最後に市長の御所見を伺い、私の一般質問を終えます。
     

  • 仙台市からの回答

    市長:
    歩道などへのベンチの設置についてのお尋ねにお答えいたします。
    御紹介いただきました福岡市の取組でございますけれども、行政だけで進めるのではなくて、一般市民や企業などからの寄附をいただきながら、歩道で休憩できるベンチを設置するというものでございまして、こうしたプロジェクトは市民協働の取組として興味深い事例であると感じたところでございます。
    歩道などへのベンチの設置につきましては、高齢者、障害のある方、また子供連れの方などが気軽に出歩くことのできる環境をつくっていくためにも大切なものと認識をしております。
    本市といたしましても、地域から御要望などを受け設置している事例もございます。今後とも、市民の皆様が安心して歩ける環境づくりに向けまして、他都市の事例も参考としながら取り組んでまいりたいと存じます。

議会報告

  • 中田地区の課題を全体的に緩和するための高架化

    私は、当選させていただいてすぐの令和元年第三回定例会にて、中田地区の問題や課題について述べさせていただきました。当時、中田地区における五本の都市計画道路の話をさせていただいたところ、当局より重要度が低いと言われたところ、現在の議長である赤間議長から、何のための都市計画道路だと言っていただいたのを鮮明に覚えております。
    私が令和元年第三回定例会にて質問させていただいた内容について、改めて簡単に述べさせていただきます。
    一つ目は、中田地区には昭和四十一年に決定した都市計画道路が五本ございますが、三年たった現在もこれらの五つの都市計画道路はどれも完成されておらず、近年もほとんど着手されていない状態です。
    二つ目は、中田西側の名取川の河川敷に大きな多目的公園を造ることはできないのか。仙台圏以外からも来られるような大きな多目的公園が出来上がれば、仙台市としても喜ばしいところだと思います。また、楽都仙台の音楽ホールが現在議論されているところですが、音楽イベントなどもできるような多目的公園が中田にできることは、楽都仙台としての観点からも、コミュニティーや観光にもよいのではないでしょうか。以上のことから、名取川の河川敷の利用を拡大していくことで地域コミュニティーの場をつくることができるのではないかと考えます。仙台市として、子供たちから大人までが活動できるようなコミュニティー施設整備についてどのように考えているのかと伺いました。
    三つ目は、旧四号線の問題についてです。連日の渋滞では緊急時に緊急車両が通れなくなるという問題がございます。また、中田では、線路をまたいで東から西に抜ける道路は四か所ございます。そのうちの三か所が遮断時間の大変長い踏切であり、渋滞緩和のために利用できる道路ではございません。以上のことから、市民の皆様の安心・安全を考えた場合には、仙台名取線の拡幅を行うべきではないかと述べさせていただきました。
    そして、最後四つ目に、都市整備が遅れているのではないかと思います。地域性を大切にした都市整備を行うことで、地域の皆様は中田に住んでよかったと思っていただけると思いますし、子供や孫に誇れるまちに変えていくことで、地域離れを防ぎ地域活性化につながるものと思いますが、仙台市としては、中田地区の都市整備をどのようにしていきたいとお考えでしょうかと伺いました。
    なぜ、三年たった今、この問題を改めて確認させていただいたかというと、当時、この四つの問題をトータル的に改善するための方策として、南仙台駅の高架化を行うことにより、東と西の行き来できる道路の問題の解決となり、さらには、旧四号線である仙台名取線の渋滞の緩和につながり、さらには緊急車両の問題も緩和され、そして、南仙台駅より西に住民以外の方々にお越しいただける設備があることで、西口改札がない不便さを解消することにつながるものであるため伺いました。
    令和元年の質問と今回の質問の内容を聞いて、市長はどのように感じたのでしょうか。地域の問題が解決されずに先も見通すことができなくて、地域の皆様はずっと我慢をしております。中田地域に暮らす皆様の南仙台駅の高架化や橋上化を求める思いをどのように捉えているのか、市長の御所見をお伺いをいたします。 様々過去のことも踏まえ伺ってまいりましたが、現在の本市の財源や国の立体交差事業を使えない状態で高架化や橋上化を行っていただくには、様々な問題や課題があることも承知をしております。さらには、高架化が難しく、橋上化となった場合には、駅の利便性は改善すると思いますが、道路の問題などは何も改善をしないのもまた事実です。
    そこで、私としては、先ほど質問させていただいた、長年住民の皆様が不満に思っている西口の改札口を簡易的に設置していただくとともに、現在並行する市道の拡幅が進められている都市計画道路の中田南線を、まずは踏切の影響がない道路として完成していただきたいと思っております。この都市計画道路が完成をすると、東と西への行き来の問題や渋滞の緩和につながり、結果として緊急車両の問題なども緩和されることになるのではないかと考えます。
    地元の皆様も、市の財政状況の問題といったことは理解をされています。しかし、理解はしてはいるものの、自分たちの地域が取り残されていくのではないか、そうした思いがどうしてもしてしまうわけであります。もちろん、市政全体を見た上でのバランスということもあると思います。そうしたことを理解した上でも、中田地区における都市整備は遅れているのではないか、そのように私は感じるわけであります。 令和元年に質問をさせていただいたものを全てすぐに解決をするのは難しいことも理解をした上で、部分的にでも改善することができないのかと考えますが、当局の御所見をお伺いをいたします。
     

  • 仙台市からの回答

    建設局長:
    都市計画道路中田南線の整備に関する御質問にお答えいたします。
    中田地域におきましては、これまで都市計画道路の南仙台四郎丸線や中田北線、駅前広場などの整備を行ってきたところでございます。 中田南線につきましては、都市計画道路の整備優先度から着手時期は定まっておりませんが、現在、渋滞や交通安全の対策として中田南線と並行する市道烏宮前街道一号線の拡幅整備などを進めており、この地域の東西交通の円滑化に向けましては、今後の交通状況の変化などに応じ、検討を行ってまいります。

議会報告

  • 橋上化を考えた場合に考えられる道路の問題

    これまでに地元の要望としては、南仙台駅の高架化や橋上化を求める声が多くあるところであります。この問題は二十年以上も前から要望書などが出ておりましたが、いまだ何の改善もなく時が過ぎております。
    この地元の要望は今後も続いていくと思いますが、二十年以上も市民の皆様が、この調査で分かったとおり、西口の改札口を求める中、現在の要望である高架化や橋上化ができれば、この問題は解決するところでもございますが、そのようにするには多くの時間も費用もかかります。まずは、高架化や橋上化が進むまでの間にしっかりと検討をし、簡易的にでも西口から駅を利用する人が不便だと感じないように、まずは改善をすることが必要だと感じますと、予算等審査特別委員会にて述べさせていただきましたが、改めて、これから高架化や橋上化をどうするのかは継続した議論としても、これからまた何十年と市民の皆様の要望をほごにするのではなく、簡易的にでも南仙台駅西口改札口を、JR東日本としっかりと協議を進め、本市所有である自由通路からタッチパネル式の改札を設置するなど、様々な検討をしていただきながら、ほかの駅のように一回の上り下りでホームに行け、電車に乗れるようにすべきだと考えますが、当局の御所見をお伺いをいたします。
    この南仙台駅高架化については、国の事業で立体交差事業がございますが、残念ながら南仙台駅についてはこの事業を使える要項を満たしておりません。現在、中田地域では、この事業を使えるようになるためにはどのようにまちづくりをすればよいのかと、昨年、新たにできた柳生・西中田商工振興会や若い世代の人たちも考えるようになり、以前からこの問題を解決させるべく活動されておられる連合町内会の皆様方も、改めてこの問題に着手され始めました。当局には様々御尽力をいただいていることは評価をいたします。
     

  • 仙台市からの回答

    市長:
    JR南仙台駅の高架化や橋上化に対する地域の方々の思いについてでございます。
    中田地域では、近年、南仙台駅周辺や幹線道路沿線を中心にマンションや商業施設の集積が進み、若い子育て世代の増加も見られ、駅利用者が増加している中で、いろいろな御要望をいただいているところでございます。その中でも重ねていただいているのが駅の高架化や橋上化でございますが、実現には様々検討すべき課題があるものと認識をしております。
    これまでも、中田地区においては道路や公園の整備などを進めてまいったところですが、今後とも、関係局区の連携の下、JR南仙台駅の交通利便性の向上や、地域が主体となったにぎわいづくりなど各般のまちづくり施策により、中田地区の皆様方が安心して住み続けることができるよう、鋭意取り組んでまいりたいと存じます。

議会報告

  • 南仙台の移動実態調査の結果を受けた西口の利便性向上について

    このコロナ禍の中、現在まで様々な対応をしていただいていることに感謝を申し上げます。現在も、コロナ禍の中、本市においても連日多くの陽性者が確認されているところでもございます。ワクチン接種や学校の対応など、コロナ対策も今後もしっかりと行っていただきますようによろしくお願いを申し上げますとともに、現在の様々な高騰により、市民の皆様への負担もコロナ禍と併せて大きなものになっております。今後も様々な支援策など継続的に行っていただきますように、よろしくお願いをいたします。
    私からは、初めに、中田地区における問題について様々伺ってまいります。

    まずは、令和四年第一回定例会予算等審査特別委員会にて伺いましたJR東北本線南仙台駅の移動実態調査の結果について伺ってまいります。
    私も述べさせていただきましたが、調査目的として、JR南仙台駅は改札口が駅の東側に設置されており、西側からの駅利用者は迂回や複数回の上下移動を伴う状況にあることから、既存施設の利活用による西側からの利便性向上策を検討するため、当該移動経路の利用実態を調査することとなっております。この調査の結果を踏まえ伺ってまいります。
    今回の調査では、七月三日の日曜日と七月六日の水曜日の二日間、七時から十九時までの十二時間、平日と休日に分けて行っていただいたところ、駅の利用者数は、休日では乗降者数は六千百一人、平日では乗降者数一万二千百十七人と、多くの方々に御利用いただいているのが分かりました。
    また、西口から自由通路を通って駅を利用している方々にアンケート調査も行っていただき、サンプル数は平日百件、休日百一件の合計二百一件と多くはございませんでしたが、その内容は大きなものでした。
    平日において駅の利用目的では、通勤や通学だけで六四%の方が利用しているのが分かりましたし、利用頻度も、週三日以上の方だけで七三%もの方々が駅を利用している中、アンケートでいただいた御意見百六十六件では、電車に乗るまでの距離が遠いが三十三件、電車に乗るまでの階段の上り下りが多いが三十七件、そして西口の改札が欲しいが五十五件と、西口の改札口がないことに対しての要望が百六十六件中百二十五件もあることが分かりました。私も、地元の多くの方から南仙台駅西口に改札口を造ってほしいとのお話を伺ってまいりましたが、こんなにも多くの方々が望んでいることに改めて驚いたところです。

  • 仙台市からの回答

    都市整備局長:
    JR南仙台駅西側からの利便性向上についてお答えをいたします。本年七月に実施いたしました移動実態調査では、駅西側からも多くの利用者がいらっしゃることや、この方々の駅構内へのアクセス性の向上について多くの御意見をいただいたことからも、対策の必要性を改めて認識したところでございます。
    この結果も踏まえまして、既存施設の利活用による西側からの利便性向上に資するような方策について、JR東日本と連携し、実現可能性やその手法について検討を進めてまいりたいと存じます。

決算審査特別委員会 都市整備局 

  • 内藤りょうすけ
    私からは、本市における第7款 土木費 第2項 都市整備計画費 第2目 都市計画調査費中の地域交通運行確保・運行支援対策事業4358万円余に関連して伺って参ります。まずは、本格運行を行っている燕沢地区をはじめ、試験運行をしている坪沼地区・新川地区・秋保地区や運行計画検討になっている生出地区の現状について佐藤幸雄委員からも質問がございましたが、令和3年度から新たに生出地区が運行計画の検討に入り、今年10月からは試験運行を開始するとの事です。これは地域移動実態調査を行った結果であり、少しずつでも地域の皆様の生活の足の確保に向けて検討頂いていることは評価致します。そこで、令和3年度で地域移動実態調査を行った場所を改めて確認します。
  • 地域交通推進課長
    令和3年度は郡山地区1地区にて利用実態調査を実施しております。
  • 内藤りょうすけ
    郡山地区の1か所という事でした。以前私も今回の調査となった郡山地区の方から、地域交通が必要だとの話を伺いましたが、当時は行政から話が来るものだと認識をされており、私から本市の地域交通の取り組みについて説明をさせて頂きました。このような話があった郡山地区の地域移動実態調査が行われ、検討に入ったことは大変喜ばしいところです。しかし、他の地域でもこのような相談を受け、説明はさせて頂きましたが、様々な事があり、いまだ検討に向けて進んでいないところもございます。佐藤幸雄委員の質問での答弁でもありましたが、令和3年度は6地区で3回、1地区で1回の意見交換会が行われたとの事です。このような地域の足の確保のための意見交換会は大変重要だと思いますが、開催については7地区と少ないように感じます。そこで、私からは地域交通についての相談件数は令和3年度にどのくらいあったのか確認します。
  • 地域交通推進課長
    地域の移動手段の確保に関する地域からの令和3年度の相談件数は2件となっております。
  • 内藤りょうすけ
    2件とあまり多くの地域から相談があったのではないようにも感じました。広報についてはどのように行ったのでしょうか伺います。
  • 地域交通推進課長
    支援制度の広報につきましては、これまで仙台市、連合町内会長会など地域の皆様が集まる会での説明に加えまして、各町内会長に配布される町内会活動の手引きや市政だより、地元誌などを通じた周知を行なってまいりました。またHP上での動画の配信も初めております。
  • 内藤りょうすけ
    私は令和3年予算審査特別委員会にてこの内容を確認し、広報が少ないのが問題ではないかということと、この地域交通の手続き等も踏まえ、仙台tubeにて、いつでもだれでも見れるように求め、現在、仙台tubeにて発信をして頂いている事は高く評価致します。私も見させて頂きましたが、4つの構成に分けて作成がされ、分かりやすいものであると感じました。しかし仙台tubeの再生回数は9月16日時点で91回から361回と多くもないものでもありました。私も今後の人口減少問題等も含め、公共交通の維持問題に対しては、いち早く地域交通も併用した市民の皆様の足の確保が必要であると感じます。このような問題が起こる前に、しっかりと地域交通を準備しておかなければならないと思う中、市民の皆様へ、もっと周知をしなければならないと考え、私自身の広報紙で地域交通特集号を作成し、太白区内にて配布をさせて頂きました。しかしながら先程述べたようにあまり多くの地域から問い合わせがあったわけでもないところです。刻一刻と人口減少の問題がせまっている中、今後はさらなる広報に努めなければならないと考えますが、これまで様々な形で広報をしても市民からの相談件数が少ない現状を踏まえますと、本市が少なくても地域交通が必要ではないかと考える地域だけでも、市民から声を待つ以外のやり方の検討が必要だと考えますが、当局のご所見を伺います。
  • 地域交通推進課長
    令和4年3月に本市が策定いたしました、仙台市地域公共交通計画では輸送事業の確保が課題と考えられ、地域の実情に応じた多様な移動手段の確保を目指すエリアを「みんなで育む多様な交通確保エリア」と位置付けております。まずは当該エリアの地域の皆様に地域の移動手段にかかる課題を認識し、考えていただくことが重要であると考えております。そのきっかけとなるよう、地域課題を整理、共有するプロセスや課題の解決方法の一つとして地域交通を紹介するなど、地域の状況に合わせた広報のあり方につきまして検討してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    つぎに関連して、地域交通や公共交通のPRなどを行っている交通フェスタについて伺います。交通フェスタの目的と、最近の開催状況を教えてください。
  • 地域交通推進課長
    魅力いっぱい交通フェスタは、環境に優しい公共交通を中心とした持続可能な都市作りに向けた公共交通の利用促進や市民や利用者が公共交通の使い方を学び、その必要性を考えるきっかけとするため平成24年度から開催しております。今年度を除きまして直近では令和元年度に開催しておりますが、令和2年度と3年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止とさせていただいたものでございます。
  • 内藤りょうすけ
    今年度は先日、9月17日に行われた交通フェスタ2022として無事に開催され、当日私も参加させて頂きました。コロナ禍で3年ぶりの開催でもあり、多くの子ども連れの市民がご来場頂いておりました。私は2年前の交通フェスタ2019も参加させて頂きましたが、その時の状況と比べても変わらないぐらい多くの方にご来場頂いておりました。当局におかれましては3年ぶりの開催となり、力を入れて頂いた結果だと思いますが、どのようなところに力をいれたのでしょうか、広報や企画内容について伺います。
  • 地域交通推進課長
    広報に関しましては、例年と同様に市政だよりや学校、市民センターなどでのポスター掲示、市HPでの周知を行なったほか、今年度では地下鉄や市営バス車内での掲示をいたしました。企画内容につきましては、令和元年度に引き続き、親子連れに人気のミニトレイン乗車や地下鉄券売機や改札の模擬体験、地域交通の取り組みの展示など公共交通について、楽しく学べる企画を実施いたしました。今年度はこれらに加えまして、公共交通を利用してご来場した方に対し一番町4丁目商店街などご協力をいただいた近隣の店舗での割引や特典を受けることのできるクーポン券を配布することによりまして、公共交通利用促進や都心回遊を向上させる取り組みを新たに実施いたしました。
  • 内藤りょうすけ
    交通フェスタ2022では、例年様々なイベントで子ども達に大人気となっているミニトレインをはじめ、地下鉄改札疑似体験コーナーなどがあり、子どもと一緒にご来場を頂く工夫が盛り込まれていますし、公共交通利用促進キャンペーンでは、協力店にて使えるクーポン券を発行するなど、当局が子ども達への楽しみ、親にも関心を持ってもらえるような、そして何より重要な、公共交通利用促進に繋がるようにして頂いているのがよく分かります。交通フェスタ2022では地域交通の取り組みのPRも行われておりましたが、その内容を伺います。    
  • 地域交通推進課長
    地域交通コーナーでは、地域交通を運営していただいている地域の方にもご参加いただきまして、取り組みを紹介するパネルの展示や回数券等の販売を行なった他、地域交通のキャラクターを活用して地域交通に親しみを持っていただく企画を実施いたしました。さらに地域交通のより一層のPRにつなげるために本市に支援制度などの紹介も行なったところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    様々確認をさせていただきました。交通フェスタは地域交通の促進にも大きな影響を与えて頂いている素晴らしいものだと感じました。最後に今後の人口減少も含めた地域交通への想いや意気込みを局長に伺います。 
  • 都市整備局長
    先日3年ぶりの開催となりました交通フェスタの開催につきましては、前回に引き続き地域の運営組織の方々にもご参加いただきました。それぞれの地域の活動を熱心にPRしている様子を拝見致しまして、地域交通を地域の生活に必要不可欠なものとして。守り育てていこうする意識の高まりを感じることができまして、非常にありがたく受け止めたところでございます。今後、本市におきましても人口減少や高齢化の進展などが見込まれる中、日常的な移動手段に関する確保の課題も地域ごとに様々な形で顕在化して来るものと考えてございますが、こうした課題につきまして地域の方々にも自らのこととして考えていただくことが重要でございます。そのため本市と致しましても意見交換会や地域交通ノリノリ事業などにより移動支援の確保にかかる地域主体の取り組みの支援に力を入れているところでございます。 今後は地域に移動手段の確保について、早い段階から考えていただけるよう本市の取り組みについての一層の周知に努めながら地域の皆様と共に地域の実情に応じた快適で容易に移動できる生活の実現に向けて鋭意取り組んでまいりたいと存じます。

決算審査特別委員会 経済局・文化観光局・農業委員会  

  • 内藤りょうすけ
    私からは第6款 経済費 第1項 商工費 第4目 観光費について伺って参ります。 「観光施設運営管理」3310万円、「西部地区観光振興」7115万9000円のうち、秋保地域の観光振興にかかる決算について、内容をお示しください。
  • 観光課長
    秋保地域の観光振興に関する決算内容につきまして、西部地区観光振興におきましては秋保文化の里センターの指定管理料に4890万円、秋保ビジターセンター及びキャンプ場の指定管理料に1850万円、秋保工芸の里の緑地管理や清掃管理業務等として375万9000円でございます。観光施設運営管理におきましては秋保大滝レストハウスの緑地管理業務や大東岳登山道整備などの委託料に713万9000円、二口キャンプ場やトイレなどの修繕料に110万7000円などでございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に、関連して、野尻地区にある新種の桜「秋保足軽紅重」について伺います。令和2年度に紹介看板や柵、カーブミラーを設置いただきましたが、その後、どのように観光資源として活用、発信いただいているのか伺います。
  • 観光課長
    令和2年に新種の桜として認定されました「秋保足軽紅重」につきまして、観光情報サイトせんだい旅日和に紹介ページを設けると共に、観光キャンペーンのガイドブックなどへの掲載などにより情報発信を行なってまいりました。また、本年4月には地域の方々と共に現地で秋保足軽紅重桜フェアを開催致しまして、多くの方にご来場いただいたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    秋保足軽紅重についても、周知にご努力いただいていることは承知しましたが、さらに野尻地区にも誘客を図るため、観光資源として活用頂きたいと考えております。秋保足軽紅重については新種の桜との事でもあり、地域の皆様だけではなく本市にとっても大変うれしい話です。是非秋保にお越し頂いた皆様には新種の桜「秋保足軽紅重」をご覧頂きたいと願うところではございます。道路の状況等の問題については令和3年第4回定例会にて様々伺って参りましたので、検討も含めお願いはするところではございますが、秋保大滝にはコロナ前は年間50万人もの多くの観光客がいらっしゃいますが、秋保大滝より西にはなかなか観光客が向かっていないようです。このような現状を当局はどのような問題を感じているのでしょうか伺います。
  • 観光課長
    秋保大滝につきましては、委員ご指摘の通りコロナ前には年間50万人前後の来訪がある一方でその更に西側の秋保ビジターセンターへの来訪者は15000人前後、また二口キャンプ場の利用者は3000人前後で推移しておりまして、秋保大滝と比較致しますと秋保大滝以西には必ずしも多くの方にお越しいただいている状況ではございません。秋保大滝以西には、ご紹介いただきました秋保足軽紅重に加えまして、二口峡谷や 国指定の名勝磐司などの雄大な自然を体感していただけるスポットもございますことから、これらを活かした誘客への取り組みが課題であると認識しております。
  • 内藤りょうすけ
    当局でも秋保大滝エリアより西への誘客に問題意識をもっていただいているようです。これまでも様々な検討をしてきたと思いますが、改めてこれまでの当局が検討してきた内容について伺います。
  • 観光課長
    秋保大滝より西側のエリアにつきましては、令和2年度には秋保総合支所を中心と致しまして、地元の方々からのご意見も踏まえて秋保大滝植物園や秋保ビジターセンターなどの、秋保大滝二口エリアの観光施設等の魅力検討に着手したところでございます。令和3年度からは局区横断的にその具現化に向けた協議を進めているところでございます。本年度につきましては、秋保大滝二口エリアの活性化に向けた民間事業者へのヒアリングを行なっているところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に観光客への防災情報の発信について伺って参ります。私も観光客に対しての災害発災時の問題を令和3年第4回定例会にて求めましたが、令和4年1月にせんだい旅日和にて作成を頂いたことは評価をするところです。まずは内容を確認致します。
  • 観光課長
    観光客の方々への防災情報の伝達につきましては、観光情報サイトせんだい旅日和のお役立ち情報の中に防災緊急情報の項目を新たに作成致しまして、そこから仙台市HPの緊急のお知らせや避難所、津波への備えなどへの情報にアクセスできるように対応したところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    この件は、本市にお越し頂いた皆様が、万が一被災された時の安全の確保につながるものでございますので、すべての観光客に知って頂けるよう、引き続きしっかりとした広報に努めて頂きたいと思います。私も先日せんだい旅日和を拝見させて頂きました。早速この防災・緊急情報を見たいと思いましたが、私がネットにうといのもありますが、たどりつくまでに30分程かかってしまいました。もちろんわかっている人はすぐに開けるのだとは考えますが、私みたいな状況となる場合もあるのでは、いざこの情報が必要であるときに役に立たないのではと感じましたが、当局のご所見をお伺い致します
  • 観光課長
    平時におきましては現行の形式で情報を記載しておりますため、かなり深いところに情報が記載されておりました。大規模災害時におきましては、せんだい旅日和のサイトのトップページに防災情報を掲載するなど、観光客の皆様が必要な情報に迅速にアクセスできるよう対応することとしております。緊急時の防災情報のわかりやすい発信に努めてまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    緊急事態の時には私みたいな状況にならないようにそのような対応をよろしくお願いします。防災・緊急情報を見ますと、まず一番上に防災・緊急情報があり、まずはこれを確認することから始まります。次に仙台市避難情報ウェブサイトがあります。これを開くと自分で各区を選び地域を選んでいくものであります。これを見ますと、地域を知っていなければ選択出来ないものであります。これは本市のホームページをリンクしているものですので、市民に対しての情報としては分かりやすいものだとは感じますが、観光客にはさっぱり分からないものではないかと感じました。次に載っているのが「避難所はどこ?」です。これを見ますといろんな調べ方ではありますがGPSを使った現在の位置から避難所を探せるものがございました。しかし、「住所から避難所を探す」を見ると、先程見た仙台市避難情報ウェブサイトに繋がります。内容については危機管理局の話ですが、土地勘もない観光客にとっては、住所等で避難所を探すのは大変苦労するのではないかと感じました。様々な状況を考えて危機管理局が作ったものを活用頂いているのだとは感じますが、私としては、改めて文化観光局として作り直すなど、観光客により分かりやすい発信を求めますが、当局のご所見をお伺い致します。
  • 観光課長
    自然災害が発生した際など緊急時においては、観光客の方も含めまして全ての方に迅速かつ正確な情報をお届けすることが必要でありますことから危機管理局などにおいて作成した防災緊急情報などを観光客の方にもご案内しているところでございます。一方でご指摘の通り、観光客の方にとりましては住所での検索は一部わかりづらい点もあるかと存じますので、地図やGPS情報で避難所をご確認いただくなど必要な防災緊急情報などに、より容易にアクセスできますよう情報掲載の仕方などについて工夫してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    様々な考え方はあるのだとは認識しますが、だれが対象なのかを踏まえたより良いものにして頂きます様よろしくお願い致します。つぎにせんだい旅日和にて実証実験しております、AIチャットボット「伊達政宗とチャットする」があります。まずはこの内容について確認致します。
  • 観光課長
    この事業は本市の観光に関する様々な質問についてAIを活用してチャット形式によるやりとりをしながら適切な回答を提供する実証事業であります。今回のAIチャットbotは本市の総合観光情報サイト「せんだい旅日和」や外国語サイト「Discover SENDAI 」に7月15日から今月末まで設置し、その後利用者の属性や質問内容の分析を行い、より効果的な観光案内にすることを狙いとしたものでございます。
  • 内藤りょうすけ
     伊達武将隊の政宗公が様々な質問にお答えいただき、観光案内をして頂けるもので、素晴らしいものであると感じますし、今後、せんだい旅日和の情報が多くなりすぎると探すのが大変になりますので、今後はこのAIチャットボットをメインに考えてもいいのではないかと感じますが当局のご所見をお伺い致します。
  • 観光課長
    せんだい旅日和は総合観光情報サイトとして、観光スポットやモデルコースなどの情報を幅広く発信するものでありその内容を充実させていくことは重要と考えております。掲載する情報が増えていくにつれ、必要な観光情報を得るまでに時間を要することも想定されますので、サイト内での検索のしやすさや利便性を向上させると共にAIチャットbotによる提案型観光案内の活用についても今回の実証実験の結果なども踏まえながら検討してまいります。
  • 内藤りょうすけ
    私もこのAIチャットボット伊達政宗公とチャットをしてみました。最初に政宗公からようこそ我が杜の都へと言われ案内をしてくださるそうです。私は早速「伊達政宗公騎馬像」と打ち込んでみたところ、仙台城の案内をされました。おぉーと思い、表示を開いてみたら、現在騎馬像は修繕されている状況はお知らせには記載されておりましたが、メインのページとはリンクしておりませんでした。今後このような新たな状況を含めたものにして頂きたいと思います。また、今度は富沢遺跡と打ち込んでみたところ、おぬしが気になる観光テーマを選ぶがよいと言われました。そのような情報が分からない方もこのAIチャットボットを使うと考えます。まだまだ実証実験ではありますが、このようなことも起こりましたので、しっかりとしたものを作り上げて頂きたいと考えますし、体験プログラムにおいても「仙台旅先体験コレクション」という専用サイトがございます。今後は様々なところでも活用していく必要があると考えますが、当局のご所見をお伺いします。
  • 観光課長
    今回のチャットbotを活用した観光案内はまず実証事業として取り組んだものであり、より的確に観光案内を行うためにはAIへのさらなる情報の蓄積や学習が必要だと認識しております。次年度以降の取り組みについては、今後の分析結果も踏まえ様々検討してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    最後に、今後の秋保の周遊促進や、観光客への防災情報発信等を含め来年度に向けた局長の想いを伺います。
  • 文化観光局長
    秋保地域の誘客は周遊促進につきましては、これまで温泉旅館組合や観光事業者などの皆様との連携によりまして、地域団体とも連携して地域の魅力をまとめた観光パンフレットの作成なども行なってきておりますけれども、ご指摘いただいたように秋保大滝からさらなる西のエリアへの誘客というのは課題であると認識しております。来年度、二口にあります秋保ビジターセンターを現在大規模改修の設計を行なっておりますが、来年度改修を予定しております。合わせて情報発信機能の強化も図ってまいりたいと考えております。 また、秋保大滝二口エリア活性化に向けた民間活力導入につきましても引き続き、調査やヒアリングを行うなど継続した取り組みを進めてまいりたいと考えております。それから観光情報につきましては、ご紹介いただいたチャットbot含め情報の充実に取り組んでまいりますけれども、防災情報のお話もございました。仙台を訪れる観光客への方への防災情報につきまして、わかりよう十分留意致しまして安心して旅行いただけるように関係部局とも連携しながら的確な情報提供に努めてまいりたいと考えております。

決算審査特別委員会 環境局 

  • 内藤りょうすけ
    私からは令和三年度決算、第五款環境費、第一項環境費、第一目環境総務費中、ごみ減量リサイクル推進、1億9千195万4000円について、特に食品ロス削減の取り組みついて伺います。 まずは家庭から出る食品ロス削減に向けどのような取り組みを行ったのか内容を確認を致します。
  • 家庭ごみ減量課長
    決算年度の取り組みでございますが、市民の先導役として、食を通じてエコな暮らしを提案する仙台食エコリーダーが監修しました食品の保存方法などを紹介いたします啓発POPをスーパー等の店頭に掲出するとともに、市内7箇所の図書館において食品ロス関連図書の企画展示を行いました。 またせんだい食品ロスダイアリーチャレンジといたしまして、手付かずのまま捨ててしまった食品や食べ残しを日記形式で記録し食品ロスの見える化を図る計画を実施しました。 さらに平成29年度に開設した食の3Rを推進するサイト『モッタイナイキッチン』を通じた情報発信を行なった他、未利用食品を活用するフードドライブ事業、フードドライブ支援事業にも取り組んだところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    事業者と連携した食品ロス啓発では市内の小売事業者と連携し、 仙台食エコリーダーが監修した食品ロス削減啓発POPを店頭にて掲出していただいたとのことですが、 決算年度における連携事業者はどのくらいあったのでしょうか?お伺いをいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    市内のコンビニエンスストアやスーパーなど、 6社、計179店舗にご協力を頂いたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    連携事業者は6社で計179店舗とのことでした。この連携事業者はどのように協力をいただけることになったのでしょうか?お伺いをいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    これまでレジ袋削減やマイボトル利用促進などでご協力頂いていた事業者の皆様に今回も事業の趣旨をご説明し、店頭へのPOP掲出をご協力いただいたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    仙台市図書館と連携した食品ロス関連図書企画展示が開催されたと伺っておりますけども、その内容についてお示しをください。
  • 家庭ごみ減量課長
    この企画展示は食品ロス削減月間であります10月に、食品ロスについて興味を持ってもらうきっかけ作りとして市内全7箇所の図書館にて実施したものでございます。 食品ロス関連図書の展示や仙台食品ロス削減ガイドブックの紹介を行なったほか、 ガイドブックと連動した冷蔵庫収納術や食材の使い切りレシピなどの動画もご覧いただいたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    家庭から出る食品ロスを日記形式で記録し、気づきのきっかけとする食品ロスダイアリーの普及を図るため仙台で食品ロスダイアリーチャレンジを行ったとのことですが、内容と参加者はどれくらいあったのか併せてお伺いをいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    せんだい食品ロスダイアリー」は家庭で手付かずのまま、あるいは食べ残しとして捨ててしまった食品を記録し、 1週間ごとに振り返りを行いながら、計4週間の記録を行うもので、家庭における食品ロスの見える化にご自身で取り組んで頂くものでございます。 決算年度におきましては、当初ダイアリーの活用方法を学んで頂く講座の開催を予定しておりましたが、新型コロナウィルス観戦拡大の影響から中止と致しました。 代わりに、せんだい食品ロスダイアリーチャレンジとしてダイアリーを実践頂くモニターを募集し、参加者には4週間ダイアリーを記録しその結果を報告して頂きました。 募集にあたりましては、抽選でキッチンツールをプレゼントする企画を行いまして15人にご参加頂いたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    モニターとして参加していただきやすいように抽選で賞品が当たることも企画したとのことですが、参加人数が15人と少ないようにも感じました。 当局はどのように感じたのでしょうか。お伺いをいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    4週間にわたり参加して頂くことが参加の条件であったことや、代替策として実施したため周知期間を充分に取れなかったことから参加人数としては低調だったものと考えております。ただ、参加者からは『ダイアリーの記録を継続したい』、『ダイアリーを周囲の方に広めたい』などの感想が寄せられてまして、ダイアリーの活用を一層進めていく必要があるものと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    食の3Rを薦めるサイト『モッタイナイキッチン』による情報発信をしたとのことですが、 どのような内容でしょうか?お伺いをいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    『モッタイナイキッチン』は家庭ゴミの約3割を占める、 生ゴミの減量と食品ロスの削減を目指し、食の3Rを推進するサイトとして平成29年度に開設いたしました。 食材を残さず使い切るなど生ゴミの排出削減に役立つレシピを市民の皆様が投稿するコーナー、料理研究家などによる生ごみ削減に役立つ美味しいレシピを紹介するコーナー、食材の産地を取材し生産者の思いを伝えるコーナーなどを設けまして、食材を無駄なく利用して「もったいない」の機運を盛り上げる情報発信を行なってきたところでございます。 なお、投稿コーナーにつきましては令和4年3月に終了したところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    さまざま確認させて頂きました。 SDGs17目標にもある、 「つくる責任、つかう責任」の食糧については、 「毎年生産される食糧全体の三分の一に相当する、13億トン、価値にして約1兆ドルの食糧が消費者や小売事業者のゴミ箱で腐ったり、劣悪な輸送、収穫実践によって痛んだりしています。」となっている中、その削減に向けたさまざまな施作を行なっていることや、大きく4つの内容で食品ロスに向けた事業を、さまざまな観点から行なって頂いてることには評価をいたします。 仙台食品ロス削減ガイドブックも見させて頂きましたが大変わかりやすいものですし、これ一冊読むと食品ロスを削減しようという思いになるものであります。 さまざまな内容がございましたが、例えば無駄な買い物を防ぐための冷蔵庫の整理、収納術や普段は使わないで捨ててしまうものや、また中々消費しきれない食材を使ったレシピ等を、モッタイナイキッチンはどこかのテレビで見たことがあるような内容でございました。 ただ、モッタイナイキッチンではテレビでは見たことがない、実際に食材を無駄なく活かしたアイデアが光るモッタイナイメニューが味わえるお店を紹介したり、現在は終了しておりますが、市民の皆様方が投稿できるレシピを募集するなど、本市らしい取り組みも含まれておりました。 そこで、このサイトの閲覧数はどのくらいあるのでしょうか?お伺いいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    決算年度の閲覧数は70162件でございます。
  • 内藤りょうすけ
    随分多くの市民の方にご利用いただき好評だと感じました。 しかしながら先ほど述べたように、この取り組みに関しては民間も多く取り組んでおりますし、インターネットを活用する等、レシピ等を含めさまざまなものが既ににございます。 行政としてこの食品ロスを無くす為には今後どのような取り組みに力を入れていくことがいいのかを考えなければならない状況に変わってきているように私は感じます。 そこで私は先ほどご説明頂いた「せんだい食品ロスダイアリー」をもっと有効に活用することがこの食品ロス削減に大きな影響を与えるのではないかと感じますが、 改めて「せんだい食品ロスダイアリー」をわかりやすくご説明願います。
  • 家庭ごみ減量課長
    「せんだい食品ロスダイアリー」は家庭で手付かずのまま、あるいは、食べ残しとして捨てられてしまった食品を記録し、1週間ごとに振り返りを行いながら計4週間の記録を行うものでございます。 ご家庭で捨てられる食品の種類や、量の見える化をすることで食品ロスの削減につなげていくものでございます。
  • 内藤りょうすけ
    ありがとうございます。この「せんだい食品ロスダイアリー」では1ヶ月間その家庭の食品ロスを日記としてつけることにより状況を把握していくことに繋がるものです。 1日だけで見ると大した食品ロスではないように感じますが、1ヶ月で見ると家庭によってさまざまではございますけども大きなロスに気づくことがあるのだと感じます。 この部分を今後力を入れて頂きたいと考えますが、ご所見をお伺いいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    食品ロス削減に向けましては、市民一人ひとりが削減の意識を持ち、計画的な食品の購入などで無駄にしないことや食べ残しをしないことを実践頂くことが重要と考えております。 こうした食品ロス削減の意識づけの一助となる「せんだい食品ロスダイアリー」を多くの市民の皆様にご活用頂けるよう、コロナ禍において中止してきた講座を再開するなど、市民の皆さまに実践して頂く機会を設け、ダイアリーの普及促進を進めて参ります。
  • 内藤りょうすけ
    コロナ禍の影響はあれども、 先ほどの参加人数は15人と少ないのではないかと感じました。 この「せんだい食品ロスダイアリー」では、 仙台市ゴミ減量リサイクル情報総合サイト『ワケルネット』や、食品ロスダイアリーアプリを紹介していますが、 『ワケルネット』の閲覧数はどのようになっているでしょうか?お伺いいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    決算年度の『ワケルネット』サイト全体の閲覧数は702,410件でございます。
  • 内藤りょうすけ
    この「せんだい食品ロスダイアリー」では2019年度に市民モニター調査を行い、513件の有効回答ではダイアリーを記入するだけでも効果有り。 さらには現在はコロナ禍で開催できない状況も多いところではございますが、講座に参加すると食品ロスはさらに減少したという結果もございます。 現在、本市が行っている食品ロス削減に向けた施作は、いずれ無くなることが大事であります。 つまり、市民の食品ロスが0になることが最大の目標だと思います。 まだまだ道半ばではございますけれども、この最大の目標に向け、より多くの市民の皆さまにご自身のロスがどれくらいあるのかをまずは知ってもらうことが重要であり、 より多くの市民の皆さまに「せんだい食品ロスダイアリー」を使って頂くためには更なる広報が必要だと感じます。 その為には本市に協力を頂いている食品ロス削減事業者にもご協力頂きながら広報すべきと考えますか、ご所見をお伺いいたします。
  • 家庭ごみ減量課長
    「せんだい食品ロスダイアリー」の普及、啓発にあたりましては、食材を購入する、小売店舗等の店頭での広報は効果的であると認識しております。 今後、これまで食品ロス削減啓発に連携して取り組んで頂いております事業者の皆さまに店頭での広報、啓発につきましてご相談して参りたいと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    未利用食品を生活困窮の支援につなげるフードドライブやフードドライブ支援事業について伺って参ります。まずはその内容を確認致します。
  • 家庭ごみ減量課長
    フードドライブ事業は食品ロス削減を図るため、家庭や職場では使いきれない未利用食品を持ち寄り、フードバンク団体などに寄付するものでございます。 平成30年度から事業を開始し、決算年度におきましては市の施設や民間商業施設25箇所に回収ボックスを設置し18779kgを回収致しました。フードドライブ事業は、市内の事業者に回収ボックスやのぼりを貸し出しましてフードドライブの実施を支援するものでございまして令和2年度より事業を開始いたしました。決算年度におきましては24件貸し出しを行い826kgを回収致しました。
  • 内藤りょうすけ
    令和4年第1回予算審査特別委員会にて同僚議員からも質問がありました。答弁も聞かせて頂き、単純にフードドライブを行う期間や場所を増やせばいいのではないのは理解をしました。また、必要な方へ必要な分の食料が集まるのか等の問題や、協力頂いているJTや東急リバブル、明治安田生命、パソナなどの企業を増やすことも現状では難しいと認識はします。しかし、協力企業を着実に増やしていく事は、フードドライブ事業を継続する上で必要不可欠なのも事実だと考えます。まずはこのような課題についてのご認識をお伺い致します。
  • 家庭ごみ減量課長
    フードドライブ事業につきましては、ボックスの設置や食品の運搬に関しまして多くの民間事業者に無償でご協力をいただきながら実施致しております。フードドライブを充実させていくには食品の回収場所からの運搬頻度を増やす必要が出てきますが運搬にご協力いただく事業者を新たに見つけることが難しいのが現状にございます。
  • 内藤りょうすけ
    現状は中々難しいとの事です。しかしながらこのような協力を頂く事が必要である以上、どのようにしたらいいのかを検討することが大事であります。そこでお伺いしますが、先程述べた協力頂いている企業の皆様のメリットはどのようなものがあるのでしょうか伺います。
  • 家庭ごみ減量課長
    フード事業への参加、協力することへのメリットですが、企業として求められる社会貢献や地域貢献を行えるという点にあると考えております。
  • 内藤りょうすけ
    大きなメリットはないとの事です。私も調べてみたところ、例えばJTさんだと本市の小学生対象となっている防災教育でもご尽力を頂いておりました。本市に様々なところでご協力頂いている事を市民の皆様はどのくらい知っていらっしゃるのでしょうか。多くの市民の皆様がご理解を頂いているものではないように感じます。今後このように企業に協力を頂いている事はしっかりと市民の皆様にもご理解を頂く、知って頂くことが、今後も企業にご協力をいただくことにもつながると思いますが当局のご所見をお伺い致します。
  • 家庭ごみ減量課長
    これまでも事業のポスターやチラシ、HPで協力いただいている事業者のお名前を掲載し、紹介しているところでございますが掲載記事や紹介方法を工夫するなど事業者の皆様により協力意欲を持っていただけるよう取り組んでまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    先程も申した通り、単純にフードドライブの事業を広げる事は課題もあるのは認識をしますが、今までの状況でも足りないのではと危惧するところでもございます。私は議会でも防災未来フォーラムについて様々質問をさせていただいております。防災においても家庭などを含め様々なところで備蓄をお願いしているところであります。町内会においても備蓄をしているところもございますが、ある町内会から、防災訓練を行うときに備蓄品の確認をし、賞味期限の近いものは炊き出し訓練にて食べて、新たなものを備蓄するようにしているとの事です。このコロナ禍で防災訓練が行えずに、消費が出来ず、未利用食品の活用について相談を受けた事がございました。当時はフードドライブを紹介し、対応出来たところではございましたが、家庭においてはこのような防災訓練は行っておりませんので、備蓄しているものの確認を忘れがちになってしまうのではないかと感じます。家庭においても一定の期間で備蓄の確認をすることは、いざ必要な時にもしっかりとした備蓄となっており、災害に備える事に繋がります。そのような観点から、仙台防災未来フォーラムの会場にフードドライブの受け入れを行うことが出来ないのかと考えます。仙台防災未来フォーラムは毎年開催されておりますし、常設での回収場所を増やすことが難しいというなか、現在の状況より回収量を増やすことにもつながりますし、何より先程申したように、来場者に備蓄品を確認して頂くきっかけとなるものでもあり、実際に賞味期限の近いものを会場に持ってきて頂きやすい状況でもあります。さらには仙台防災未来フォーラムには子どもと一緒にお越し頂く方も多いので、子ども達の食品ロス削減の学びにもつながることではないかと考えます。仙台防災未来フォーラムはまちづくり政策局にて開催して頂いているところではございますが、このような共通のことでもございますので、是非来年3月に行われる予定の仙台防災未来フォーラムにてフードドライブを行って頂きたいと考えますが、当局のご所見をお伺い致します。
  • 家庭ごみ減量課長
    仙台防災未来フォーラムでのフードドライブ実施についてでございます。フォーラム会場でフードドライブの取り組みをご紹介し食品の受け入れを行いますことはご家庭で備蓄している食品の賞味期限を確認し食品の入れ替えを促すきっかけづくりとしても重要である、また賞味期限の近くなった備蓄食品をフードドライブで回収し活用することは、防災・環境の両面から有益な取り組みと考えております。フォーラム会場でのフードドライブ実施に向け市民の皆様への広報を含め街づくり制作局と連携し準備を進めてまいりたいと考えております。
  • 内藤りょうすけ
    様々伺わせて頂きましたが、最後に決算の状況を踏まえ、環境局長に来年度に向けた意気込みをお伺い致します。
  • 環境局長
    食品ロス削減につきましてはこれまで事業者と連携した啓発や仙台食品ロスダイヤリーの普及・促進、フードドライブ事業などに取り組んでまいりました。これらの取り組みなどによりまして、令和元年度では約17700トンだった家庭から出る食品ロスは決算年度においては約11300トンと約6400トン減少したと試算しております。今年度はこれまでの取り組みに加え、市内食料品店等が消費期限の近い食品などを出品し、これを利用者がお得に利用できるマッチングサービスを10月から開始することとしておりまして、事業者における食品ロスの削減にも取り組み始めたところでもございます。ゴミの減量を進めるには家庭ゴミの3割を占める生ゴミの減量が重要でございます。まだ食べられるのに捨てられてしまう食品ロスのもったいないという気づき、市民一人一人が普段の生活の中で意識を高め行動いただけるよう、次年度におきましても市民の皆様、事業者の皆様のご協力をいただきながら食品ロスの削減に向け、取り組んでまいりたいと思います。

議会報告

  • 地下鉄沿線まちづくり  南北線沿線のさらなる活用について

    沿線まちづくりの基本方針について伺って参ります。この基本方針では南北線・東西線を十字の都市軸が織りなす、杜の都の多彩なライフスタイルとし、地下鉄がつなぐ「せんだい彩杜」と称しており、大変素晴らしい理念だと思います。
    杜の都仙台は地域ごとに様々な魅力が作られているのだと、改めて感じるところであります。それぞれの駅を見ていきますと、東西線は開通して7年と新しいものであり、開通前から駅周辺にふさわしいまちづくりの検討や様々な取り組みが進められ、それぞれの駅に魅力を創出していると感じているところです。
    しかしながら、南北線では東西線に比べそれぞれの駅において、個性や魅力を活かしきれているのか疑問を感じるものであります。
    例えば、泉区の黒松駅、青葉区の旭ヶ丘駅、台原駅に近接する台原森林公園という自然豊かな環境もあるなか、この魅力ある資源が十分に活用されているのか、また、太白区の富沢駅周辺では、土地区画整理事業により基盤整理が行われ、ショッピングセンターに訪れる方々で賑わいを見せている一方で、駅直近では未利用地が存在するなど、課題が見受けられると感じております。
    沿線まちづくりの基本方針で示されているように、持続可能な都市として将来に引き継いでいくためには、地域都市軸である地下鉄沿線の活力と個性、魅力の維持・向上が必要不可欠であり、南北線沿線まちづくりプラン策定にあたっては、それぞれの地域の個性や、魅力を的確に捉え、将来どのようなまちを目指していくのかなど、地域の皆さまの声を聴き、それら意見を参考にすることにより市民、事業者そして行政との連携を図る取り組みにつながるものと考えますが、当局のご所見をお伺い致します。

    私は、そこの地下鉄の駅を利用する方が、そこの住民の方だけではこの素晴らしい地下鉄がつなぐ「せんだい彩杜」とはなりにくいのではないかと危惧します。
    確かに仙台市中心部や、長町・泉中央などは様々な発展もあり、多くの住民以外の方々も利用されていると思います。しかし地下鉄の駅それぞれで考えた時には先程申し上げた通りです。このような問題を解決させるためには、行政が主体となって、しっかりと地域主体のまちづくりや民間開発が進められるようにしなくてはなりません。
    現在本市には全国にも認められている「仙台七夕まつり」や「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」、「仙台光のページェント」などがございます。
    現在はコロナ禍でもありますが、コロナ禍以前は全国から多くの方がこの仙台を訪れて頂いておりました。さらにこの定禅寺ストリートジャズフェスティバルに出場を希望する方々も増えており、現在では申し込み数が多くて出場できないバンドもあると伺っております。
    私は全国に認められている本市のイベントをもっと有効に行う事で本市の地下鉄がつなぐ「せんだい彩杜」となっていくのではないかと考えます。このようなイベントは市内中心部でのみの開催となっておりますが、例えば地下鉄南北線・東西線の様々なエリアでも同日に開催することで先程述べた、台原森林公園や、富沢駅近辺などでも開催することにより住民以外の方々が地下鉄を利用して頂く事にも繋がるのではないかと考えます。
    令和3年度太白区役所では当時の天野区長が太白区パン巡りを開催されました。太白区内でも大きなイベントとなり地域にとっても大変素晴らしいものだと伺っております。
    この太白区パン巡りでは、その地域に行かないと買えないパンが多くあり、多くのパン好きの方がイベントを楽しんだそうです。このようなその地域でないと買えない・食べられないようなものを地域の皆様に協力頂き、この地域で行うイベントにて販売して頂く事で、その地域に行く為に地下鉄に乗り、様々な駅で行われているイベントを今までより、より楽しんでいけるのではないでしょうか。
    また、本市の財源の問題で地域の発展させるためには地域の協力が必要だとなっておりますが、はじめに地域の方々のご努力ありきではなく、本市としても地域の皆様がそれなら是非やってみようと思って頂けるよう、太白区パン巡りのような仕掛けをしっかりと作り上げていく事が必要だと私は考えます。
    「仙台七夕まつり」や「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」、「仙台光のページェント」は様々な地域性なども踏まえたイベントですし、単純に規模を増やすという事は難しいと考えます。しかし、このようなきっかけを作っていく事が、よりその地域の特色を活かした地域の魅力創出につながり、住民の方以外にも地下鉄を利用して頂ける事にもなり、結果的に地下鉄の経営状況の改善や沿線まちづくりプランの理念に繋がっていくと考えます。
    以上のようなことも踏まえ、地域活性化のため年間を通した人を多く呼び込めるようなイベントへの支援策や仕掛けづくりが必要だと考えますが当局のご所見をお伺います。

     

  • 仙台市からの回答

    市長:
    地下鉄沿線などでのイベント支援や仕掛けづくりについて、お答えを申し上げます。
    地下鉄沿線のまちづくりおいては、各地区を多彩な人々の活動の舞台として捉え、それぞれの個性や強みを活かしながら新たな魅力や賑わいを生み出していくという視点が大変重要なものと考えております。
    地下鉄駅周辺などで四季折々のイベントが開催されますことは市内での周遊が促進され地域の賑わい創出や活性化にもつながるものでございまして、本市ではこれまでも市中心部の大規模なお祭り、イベントだけでなく商店街や町内会で行われるイベントの支援なども行ってきたところでございます。
    今後ともこうした支援策を講じて参りますとともに、イベントの主催者や地域の関係するみなさまとも連携をし、またご紹介いただいた事例のように私どももアイデアを出していきながら地下鉄沿線の多彩な魅力づくりと活性化に取り組んで参ります。 

     

    文化観光局長:
    地下鉄南北線沿線のまちづくりについてでございます。
    成熟した市街地が形成されている南北線沿線におきましては既成市街地の機能強化や地域の資源を活かした賑わい創出を図ることにより、それぞれの地域の質を高め、新たな魅力や価値を連鎖的につくり出していくことが重要と考えております。
    現在、今年度末のプラン策定を目指し、沿線の関係団体などの皆様と意見交換を重ねているところであり策定後におきましては地域の皆様との連携をより強め、将来のまちの姿などを共有しながら個性と魅力あるまちづくりに向け取り組んで参ります。

議会報告

  • 青葉通駅前エリア 市民が誇れる仙台の玄関口について

    青葉通駅前エリアの取り組みについて伺って参ります。
    この青葉通駅前エリアづくりの視点では、仙台の個性・強みを生かしながら、様々な人がこのエリアに行きたくなり、訪れる人に仙台の第一印象として好印象を与える、市民が誇れるエリアとすること。また、エントランスの役割として、他エリア(東北、仙台市内、都心各エリア)へ導く事となっております。
    今年の9月23日~10月10日までの18日間で社会実験を行い、年度末に結果を取りまとめ、令和5年度に将来ビジョンの策定を行うと予定されております。令和3年第2回定例会にて我が自由民主党の高橋たくみ議員から黄金の伊達政宗公の像をとの提案がありました。これが出来る事によりこのエリアを訪れる人に仙台の第一印象として好印象を与えるのではないかと私も考えます。さらには仙台城跡にはお城がないという所でもございますので、駅からお城が見えるわけでもございません。
    本市は伊達政宗公の時代から築き上げられた部分も多く、本市もその認識でいるとは思いますが、仙台を訪れた方からは少し物足りないと感じられてしまうのではないかと危惧するところです。当時仙台城にはかけづくりと呼ばれる伊達家独特のものがございました。
    このかけづくりの復元に向け以前は多くの市民の皆様がご努力をされておりましたが、民間だけでは難しいとの話もございます。
    郡市長は本市では伊達文化を大事にされ、そのお気持ちから令和3年度より、大手門復元に向けて舵を切って頂いたのだと思います。
    このかけづくりを民間の皆様方と一緒に復元をさせていくことは本市の観光資源となるだけではなく、青葉通駅前エリアをつくるうえで大きな影響をあたえ、結果訪れる人に仙台の第一印象として好印象を与える、市民が誇れるエリアとなるのではないのでしょうか。市長のご認識をお伺い致します。

    また、本市の全国でも有名となっているイベントの一つに仙台光のページェントがございます。
    近年はコロナ禍の影響もあるところではございましたが、光のページェントを見に来られた観光客が仙台駅を降りて何を思うのでしょうか。
    本市の玄関口となる仙台駅を降り、ペデストリアンデッキに来て見えるのは、光のページェントではなく、民間のイルミネーションです。
    私が子どもの頃は青葉通りでも光のページェントが開催されておりました。予算や、東日本大震災で保管していたところが被災し、多くの光のページェント用の資源を失った事も影響しているのは認識をします。
    青葉通の光のページェントを再開することは大変難しいのは認識をしますが、観光客がペデストリアンデッキでみるのは光のページェントではないのも事実です。
    先程もうしあげた通り、青葉通駅前エリアは訪れる人に仙台の第一印象として好印象を与える、市民が誇れるエリアとすることを視点としているのであれば、光のページェントの時期にはこの青葉通駅前エリアを本会場となる定禅寺通へ誘導するため、部分的にイルミネーションを行う等の施策をすることで観光客にわくわくしてもらう事に繋がるのではないかと考えます。
    将来の青葉通り駅前エリアのあり方を検討する上では、この場所を訪れた人が、市内の魅力あるイベントや観光地などに導かれるような場所にしていく事が重要と考えますし、青葉通駅前エリアづくりの視点に合致するものではないかと考えますが、当局のご所見をお伺い致します。

     

  • 仙台市からの回答

    都市整備局長:
    青葉駅前エリアに関するご質問のうち、はじめにエリアのあり方に関するお尋ねについてお答えを致します。
    青葉駅前エリアにつきましては公共空間の利活用により、このエリアならではの賑わいや魅力を生み出すことで、多くの人を引きつけさらに他のエリアに導くといった都市の回遊性を高める機能を果たしていくことが重要と認識しております。
    そのため、今月23日から実施する社会実験におきましても多くの人が駅前エリアを訪れたくなるような魅力ある空間づくりやイベントの実施に加え、他のエリアへ誘導するイベント情報の発信や回遊マップの配布、伊達バイクのコート設置などの試みを行うしてこととしております。
    将来このエリアが仙台の顔、東北の玄関口に相応しい場所となり、さらに都市回遊の起点となるよう社会実験の効果なども十分に検証し、将来ビジョンの策定に向けて検討を深めて参りたいと存じます。 

     

    教育長:
    仙台城跡におけるかけづくりの復元についてのご質問についてお答えを致します。
    青葉通りから続く青葉山エリアにおきましては、史跡仙台城跡整備基本計画に基づき、仙台城跡の城郭らしい景観づくりを進めることとしておりますが、かけづくりは歴史的な資料が十分ではないことから復元することは難しい状況にございます。
    現在、市街地から見て自然環境と調和した歴史的な眺望、政宗ビューの実現を目指しており今後も関係局と連携を図り仙台市街地を含む仙台城跡周辺との回遊性の向上の取り組んで参りたいと存じます。

議会報告

  • 第40回全国都市緑化仙台フェア、青葉山エリアの回遊性の問題

    まず初めに、市長は昨日、9月27日に執り行われる安倍元総理国葬儀に参列されることを表明されました。私からも、改めまして凶行により命を落とされた安倍元総理のご冥福をお祈りするとともに、市を代表して国葬儀へ参列することを決定された郡市長の決断を大いに評価するものであります。
    また、このコロナ禍の中現在まで様々な対応して頂いている事に感謝申し上げます。地域商店街活性化のための政策等、大変喜ばれていると伺っております。しかしながら今年の7月には第7波と呼ばれるような状況でもございます。4回目のワクチン接種等も含め今後もしっかりとした対応をして頂きます様引き続きよろしくお願い致します。
    このコロナ禍の中、本市においても経済・観光に携る関係者の皆様には大きな影響がございました。私も令和3年第4回定例会にて今後アフターコロナを見据えしっかりとした交流人口の拡大を含め対応をしていかなければならないと求めて参りました。
    今年は仙台七夕前夜祭の花火大会や七夕まつりをはじめ、多くの地域でも夏祭りなど規模を縮小してではございますが開催がされ、子ども達の楽しみを含め、市民の皆様に取っても楽しみが少しずつ戻ってきているようにも感じます。
    そこで、交流人口の拡大を含め、来年4月16日から6月18日までの54日間開催される第40回全国都市緑化仙台フェアについて質問を致します。

    まずは来年行われる緑化フェアではメイン会場を含め、まちなかエリアや東部エリア会場の合計で100万人の目標来場者数としております。さらには七北田公園をはじめ、東北大学 学術資源研究公開センター植物園、仙台市野草園、八木山動物公園フジサキの杜が連携会場となっております。
    目標来場者数100万人の達成に向け、PRやスタンプラリー、東部周遊ツアー等様々な企画があり本市の第40回全国都市緑化仙台フェアに対する意気込みを感じるところであります。
    また、会場コンセプトには、「杜の都・仙台」のシンボルである青葉山や広瀬川の豊かな自然、そして藩政時代以来の歴史や文化を感じられるエリアであることをふまえ、会場づくりや展示・イベント等を実施しますとなっております。
    メイン会場のイメージ図を見ますとわくわくするような図になっているところではございます。第40回全国都市緑化仙台フェアに合わせ、昨年から着工している仙臺緑彩館もオープンするところです。仙臺緑彩館は会場コンセプトにもある藩政時代以来の歴史や文化を感じて頂くための施設でもあり、これは会場青葉山にある仙台城跡にも足を運んで頂き、仙台の藩政時代以来の歴史や文化をより感じて頂く為に連携をしていく事が重要であると私は認識をしますが、今回の第40回全国都市緑化仙台フェアでメイン会場に仙台城跡は含まれておりません。
    仙台城跡は一部民間の管理となっているところではございますが、本市の魅力を発信する全国イベントとして民間としっかりと協力することが重要だと認識します。さらには青葉山公園からメイン会場を見下ろす事により、上から見せるすばらしい第40回全国都市緑化仙台フェアのメイン会場としての魅力創出にもつながると考えますが、当局のご所見をお伺い致します。

    このコロナ禍ではございますが、今年のゴールデンウイークではコロナも少し落ち着いた状況であり、観光を含め交流人口も例年に比べて、新幹線の利用者数は80%程に戻ったとも伺っております。しかし仙台城跡では例年の50パーセント程しか来場者が戻らなかったそうです。
    今年の3月16日の地震の被害で、仙台城跡の石垣が崩れ大手門跡からの登城ルートが通行止めになっている事が影響していると考えます。まずはるーぷる仙台の通行が出来ない状態に加え、国際センター駅で降りられた観光客からも「どのようにして仙台城跡に行ったらいいのかまったく分からない。」「大変不親切だ」との問い合わせも多くあったと伺います。
    当時、当局にも様々求めさせて頂き、可能な限りの対応をして頂いた事は評価をするところではあります。その中でも大手門跡地から車で行けないのを少しでも解決させるために、るーぷる仙台を迂回して仙台城跡まで運行していただくとともに、巽門ルートから歩行者の登城ルートは確保をして頂きました。
    しかしながら先程申し上げたように、多くの観光客や市民から問い合わせがあり、来場客も50パーセントまでしか戻らなかったのが現状であります。この石垣の復旧は国の補助をうけて行う事業であり、復旧には少なくとも3年間はかかる予定となっております。
    この復旧では来年行われます第40回全国都市緑化仙台フェアには間に合いません。このままの状況にしておくのは、先程のゴールデンウイークで様々な苦情等が出る可能性を残したまま来年の第40回全国都市緑化仙台フェアを開催する事は、本市が全国にPRするのにもいいタイミングであるにも関わらず何も行わないのはありえません。
    通行止めとなっている市道仙台城跡線の全面復旧は困難だとしても、通行止めの一因となっている地震で被害を受けた中の門付近のいち早い調査と復旧を行い、第40回全国都市緑化仙台フェア開催中の利用者数が多い時期だけでも、安全を確保した上でメイン会場と仙台城跡を最短でつなぐ、臨時のシャトルバスの運行を検討すべきと考えますが、当局のご所見をお伺い致します。

    先程も申し上げたとおり、第40回全国都市緑化仙台フェアを開催する事は、本市が全国にPRするのにもいいタイミングであります。
    現在国際センター駅には羽生結弦さんと荒川静香さんのモニュメントが飾られております。先日7月19日には羽生結弦さんが理想のスケートを追求するために、第一線を退きプロに転向するという日本だけではなく世界中を驚かせたニュースもございました。令和3年第2回定例会では羽生結弦さんを取り上げ、本市にスケートリンクを求めた先輩議員の質問もございました。
    この事は多くの市民も求めている事でありますので、しっかりと検討して頂きたいと思いますが、第40回全国都市緑化仙台フェア中に羽生結弦さんの事も合わせて見に来られる方も多いのではと考えますので、私からは国際センターを利用して本市の観光アンバサダーである羽生結弦さんの記念展示会場を設けることは出来ないのかと考えます。
    追廻地区のメイン会場にお越し頂く方は、地下鉄東西線の西公園駅と国際センター駅の二手に分かれると考えられます。
    西公園駅から利用した方々は、西公園南側地区をご覧頂きながら会場にいらっしゃいます。メイン会場・仙台城跡と見て頂き国際センター駅に行くときにこのような羽生結弦さんの記念展示会が行われていれば、多くの方にご覧頂けるのではないかと考えますし、第40回全国都市緑化仙台フェアに合わせて行う事で、全国の羽生結弦さんのファンの方々にも仙台の魅力を伝えられるのではないかと考えますが、当局のご所見をお伺い致します。
     

  • 仙台市からの回答

    市長:
    仙台都市緑化仙台フェアにおける仙台城跡との連携についてお答え申し上げます。
    仙台城跡は藩政時代から続く歴史ある伊達文化の象徴でございます。本丸跡からは市街地から太平洋までをも一望でき、フェア開催時には大花壇や庭園で彩られたメイン会場も眼下にご覧いただけることから、ご来場の方々にもぜひ仙台城跡まで足を伸ばしていただきたいと考えております。フェアの開催に向けましては仙臺緑彩館での仙台城のご紹介の他、仙台城跡を含めた会場周辺エリアマップを作成致しましたり、アクセスルートのご案内などについて検討を今進めているところでございます。
    仙台城跡の民間施設とも連携を図りながら新緑の鮮やかなフェア開催時に本市にお越しいただく皆様へ、多くの方々にこの仙台はじまりの地である青葉山エリアの魅力を存分に発信してまいりたいと存じます。 

    文化観光局長:
    仙台都市緑化仙台フェアに関し、期間中の仙台城跡への臨時シャトルバスについて、お答え致します。
    来年の緑化フェアでは全国からお越しになる多くに方々に仙台城跡に足を運んでいただきたいと考えており、伊達文化の魅力を伝える企画はもとより、交通アクセスの充実が重要であると考えております。
    現在関係局とも協議を進めておりますが、地震で被害を受けた巽門跡なども復旧工事の状況を踏まえつつ、メイン会場から仙台城跡をつなぐ臨時シャトルバスの運行についても検討して参りたいと存じます。
    次に緑化フェアにおける羽生結弦さんの記念展示会についてでございます。
    緑化フェア期間内のおける記念展示会につきましては、フェアそのものの目的との関連づけや関係者との調整などの課題があると考えております。一方で、本市にゆかりがある知名度の高い方を活用することは本市の魅力発信に有効な手法の一つとして認識しており、今回のフェアでどのような対応が可能か関係局とも連携しながら検討して参りたいと存じます。