活動報告
側溝清掃について

議会報告

  • 仙台始まりの地としての懸造の復元に向けて

    やはり、観光という観点で、市長も述べられている、青葉山エリアは仙台始まりの地として、以前求めさせて頂いた伊達家の懸造が復元されると、追廻地区からはっきりと見えるため、政宗公の騎馬像と合わせ青葉山公園本丸広場に登って頂くきっかけにもなり、観光により良い影響を与えるのではないかと改めて認識をしたところです。
    私は令和4年第3回定例会にて懸造の事を伺った時の教育長の答弁では、復元するためには見取り図等もなく難しいと言われましたが、市長はその後、先日お亡くなりになられた仙台城跡にある、宮城県護国神社の田中おとひこ宮司から懸造の見取り図を見せて頂きました。
    市長は見取り図を見せて頂きどのように感じたのでしょうか。私も市長と一緒に見取り図を見させて頂きましたが、大変感激致しました。大手門の復元と合わせてこのような素晴らしい文化財を復元していくことは、本市の観光としても必要であると改めて感じました。
    復元となると現在文科省のルールにおいては、現存していないものであるなど、様々な問題があり出来ないことは理解をしておりますが、同じく文科省が定める復元することが難しい文化財において復元的整備というものもございます。
    そのようなことも踏まえてどのようにすれば復元することが出来るのかを検討して頂きたいと考えております。
    文科省の復元や復元的整備においては、どちらもまずは調査を行う事が必要でありますが、本市において調査は行ったのでしょうか、行っていないのであれば、まずは調査をすることを求めますが、教育局にご所見を伺います。  

  • 仙台市からの回答

    教育長:
    懸造作りの調査についてのご質問にお答えをいたします。
    懸造作りにつきましては、史跡仙台城跡整備基本計画の策定過程におきまして、文化庁の復元および復元的整備の基準に照らした結果、資料が揃わないことに加え、本丸東側の崖の崩落により、遺跡の直上に再現するとの要件を満たせないことから、復元等を前提とした発掘等の調査は予定をせず、遺構としての表示を目指すこととしているところでございます。
    将来的に復元等に係る基準の変更が生じた場合には、改めてその基準に照らし懸造作りを含めた歴史的建造物の再現の可否を検討していくものというふうに考えております。
    今後も国の動向を注視してまいりたいと存じます。

  • 政宗公騎馬像の修復より感じた今後の対応策について

    令和4年3月16日の地震により破損が確認され、今年の3月31日に政宗公の騎馬像が修復を終えお戻りになられたことは大変嬉しく感じました。
    修復費としては約5000万円かかり、そのうち輸送費が約300万円かかったと伺っておりますが、私も当時、仙台市内で修復することが出来ないのかと確認をさせて頂きましたが、当時は仙台市内にて修復できる方がいらっしゃらないとの事でありました。
    仙台市内で修復出来るようになれば、今回掛かった輸送費の300万円が節約出来るだけではなく、地元の方に修復してもらえるようになると、修復してくださった方や、そのお子さんにも誇りに思ってもらえるようにもなるとも感じます。
    そのような事も考えますと、是非この仙台市内で修復が出来るようにはならないのかと考えます。そこで地元の企業とこの話をさせて頂いたところ、そのような仕事があるのであれば技術を習得することも可能だとの話も頂きました。
    大変ありがたいお話でございましたが、なにをどうすればいいのかも分からないところがございます。例えば、現在仙台市地域防災計画には災害時における応援協力に関する協定があり、ガスや上下水道、インフラ関係が主ではございますが、9月1日時点での協定の数は243となっております。
    こんなにも多くの災害時における応援協力に関する協定があるなか、政宗公の騎馬像等の彫刻やモニュメント等の修復を依頼できる協定がないのが現状であります。今後必ず発災すると言われている宮城県沖地震や、様々な災害で破損した場合に備えこのような修復が地元仙台で出来るようにしていくためにも、地域の皆様のお力をお借りしていく事が必要ではないかと感じます。
    本市には政宗公の騎馬像に限らず、ほかの公園にもモニュメント等はございます。今後このようなものが修繕等必要になった時には地元企業に優先的に発注していくべきだと考えますが、現在本市でこのような修繕が出来る企業がない事と、技術を学ぼうとしてくれる民間企業もある事を踏まえ、新たな解決策を検討していくべきではないかと私は考えます。
    まずはそのような事を行うためにも彫刻等の現況調査を行うべきだと考えますが、当局のご所見をお伺い致します。 

  • 仙台市からの回答

    建設局長:
    公園の彫刻などの現況調査に関するご質問にお答えいたします。
    本市の公園には現在、彫像や記念碑などが約250基ございます。
    令和4年3月の地震による騎馬像の被害を受け、改めて公園の彫像などの目視点検を行ったところであり、現在、彫像などの管理台帳の作成を進めているところでございます。
    今後、専門業者による詳細点検を実施し、その結果を踏まえ、維持管理の方策について検討してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。