活動報告
側溝清掃について

決算審査特別委員会 都市整備局 

  • 内藤りょうすけ
    私からは、本市における第7款 土木費 第2項 都市整備計画費 第2目 都市計画調査費中の地域交通運行確保・運行支援対策事業4358万円余に関連して伺って参ります。まずは、本格運行を行っている燕沢地区をはじめ、試験運行をしている坪沼地区・新川地区・秋保地区や運行計画検討になっている生出地区の現状について佐藤幸雄委員からも質問がございましたが、令和3年度から新たに生出地区が運行計画の検討に入り、今年10月からは試験運行を開始するとの事です。これは地域移動実態調査を行った結果であり、少しずつでも地域の皆様の生活の足の確保に向けて検討頂いていることは評価致します。そこで、令和3年度で地域移動実態調査を行った場所を改めて確認します。
  • 地域交通推進課長
    令和3年度は郡山地区1地区にて利用実態調査を実施しております。
  • 内藤りょうすけ
    郡山地区の1か所という事でした。以前私も今回の調査となった郡山地区の方から、地域交通が必要だとの話を伺いましたが、当時は行政から話が来るものだと認識をされており、私から本市の地域交通の取り組みについて説明をさせて頂きました。このような話があった郡山地区の地域移動実態調査が行われ、検討に入ったことは大変喜ばしいところです。しかし、他の地域でもこのような相談を受け、説明はさせて頂きましたが、様々な事があり、いまだ検討に向けて進んでいないところもございます。佐藤幸雄委員の質問での答弁でもありましたが、令和3年度は6地区で3回、1地区で1回の意見交換会が行われたとの事です。このような地域の足の確保のための意見交換会は大変重要だと思いますが、開催については7地区と少ないように感じます。そこで、私からは地域交通についての相談件数は令和3年度にどのくらいあったのか確認します。
  • 地域交通推進課長
    地域の移動手段の確保に関する地域からの令和3年度の相談件数は2件となっております。
  • 内藤りょうすけ
    2件とあまり多くの地域から相談があったのではないようにも感じました。広報についてはどのように行ったのでしょうか伺います。
  • 地域交通推進課長
    支援制度の広報につきましては、これまで仙台市、連合町内会長会など地域の皆様が集まる会での説明に加えまして、各町内会長に配布される町内会活動の手引きや市政だより、地元誌などを通じた周知を行なってまいりました。またHP上での動画の配信も初めております。
  • 内藤りょうすけ
    私は令和3年予算審査特別委員会にてこの内容を確認し、広報が少ないのが問題ではないかということと、この地域交通の手続き等も踏まえ、仙台tubeにて、いつでもだれでも見れるように求め、現在、仙台tubeにて発信をして頂いている事は高く評価致します。私も見させて頂きましたが、4つの構成に分けて作成がされ、分かりやすいものであると感じました。しかし仙台tubeの再生回数は9月16日時点で91回から361回と多くもないものでもありました。私も今後の人口減少問題等も含め、公共交通の維持問題に対しては、いち早く地域交通も併用した市民の皆様の足の確保が必要であると感じます。このような問題が起こる前に、しっかりと地域交通を準備しておかなければならないと思う中、市民の皆様へ、もっと周知をしなければならないと考え、私自身の広報紙で地域交通特集号を作成し、太白区内にて配布をさせて頂きました。しかしながら先程述べたようにあまり多くの地域から問い合わせがあったわけでもないところです。刻一刻と人口減少の問題がせまっている中、今後はさらなる広報に努めなければならないと考えますが、これまで様々な形で広報をしても市民からの相談件数が少ない現状を踏まえますと、本市が少なくても地域交通が必要ではないかと考える地域だけでも、市民から声を待つ以外のやり方の検討が必要だと考えますが、当局のご所見を伺います。
  • 地域交通推進課長
    令和4年3月に本市が策定いたしました、仙台市地域公共交通計画では輸送事業の確保が課題と考えられ、地域の実情に応じた多様な移動手段の確保を目指すエリアを「みんなで育む多様な交通確保エリア」と位置付けております。まずは当該エリアの地域の皆様に地域の移動手段にかかる課題を認識し、考えていただくことが重要であると考えております。そのきっかけとなるよう、地域課題を整理、共有するプロセスや課題の解決方法の一つとして地域交通を紹介するなど、地域の状況に合わせた広報のあり方につきまして検討してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    つぎに関連して、地域交通や公共交通のPRなどを行っている交通フェスタについて伺います。交通フェスタの目的と、最近の開催状況を教えてください。
  • 地域交通推進課長
    魅力いっぱい交通フェスタは、環境に優しい公共交通を中心とした持続可能な都市作りに向けた公共交通の利用促進や市民や利用者が公共交通の使い方を学び、その必要性を考えるきっかけとするため平成24年度から開催しております。今年度を除きまして直近では令和元年度に開催しておりますが、令和2年度と3年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止とさせていただいたものでございます。
  • 内藤りょうすけ
    今年度は先日、9月17日に行われた交通フェスタ2022として無事に開催され、当日私も参加させて頂きました。コロナ禍で3年ぶりの開催でもあり、多くの子ども連れの市民がご来場頂いておりました。私は2年前の交通フェスタ2019も参加させて頂きましたが、その時の状況と比べても変わらないぐらい多くの方にご来場頂いておりました。当局におかれましては3年ぶりの開催となり、力を入れて頂いた結果だと思いますが、どのようなところに力をいれたのでしょうか、広報や企画内容について伺います。
  • 地域交通推進課長
    広報に関しましては、例年と同様に市政だよりや学校、市民センターなどでのポスター掲示、市HPでの周知を行なったほか、今年度では地下鉄や市営バス車内での掲示をいたしました。企画内容につきましては、令和元年度に引き続き、親子連れに人気のミニトレイン乗車や地下鉄券売機や改札の模擬体験、地域交通の取り組みの展示など公共交通について、楽しく学べる企画を実施いたしました。今年度はこれらに加えまして、公共交通を利用してご来場した方に対し一番町4丁目商店街などご協力をいただいた近隣の店舗での割引や特典を受けることのできるクーポン券を配布することによりまして、公共交通利用促進や都心回遊を向上させる取り組みを新たに実施いたしました。
  • 内藤りょうすけ
    交通フェスタ2022では、例年様々なイベントで子ども達に大人気となっているミニトレインをはじめ、地下鉄改札疑似体験コーナーなどがあり、子どもと一緒にご来場を頂く工夫が盛り込まれていますし、公共交通利用促進キャンペーンでは、協力店にて使えるクーポン券を発行するなど、当局が子ども達への楽しみ、親にも関心を持ってもらえるような、そして何より重要な、公共交通利用促進に繋がるようにして頂いているのがよく分かります。交通フェスタ2022では地域交通の取り組みのPRも行われておりましたが、その内容を伺います。    
  • 地域交通推進課長
    地域交通コーナーでは、地域交通を運営していただいている地域の方にもご参加いただきまして、取り組みを紹介するパネルの展示や回数券等の販売を行なった他、地域交通のキャラクターを活用して地域交通に親しみを持っていただく企画を実施いたしました。さらに地域交通のより一層のPRにつなげるために本市に支援制度などの紹介も行なったところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    様々確認をさせていただきました。交通フェスタは地域交通の促進にも大きな影響を与えて頂いている素晴らしいものだと感じました。最後に今後の人口減少も含めた地域交通への想いや意気込みを局長に伺います。 
  • 都市整備局長
    先日3年ぶりの開催となりました交通フェスタの開催につきましては、前回に引き続き地域の運営組織の方々にもご参加いただきました。それぞれの地域の活動を熱心にPRしている様子を拝見致しまして、地域交通を地域の生活に必要不可欠なものとして。守り育てていこうする意識の高まりを感じることができまして、非常にありがたく受け止めたところでございます。今後、本市におきましても人口減少や高齢化の進展などが見込まれる中、日常的な移動手段に関する確保の課題も地域ごとに様々な形で顕在化して来るものと考えてございますが、こうした課題につきまして地域の方々にも自らのこととして考えていただくことが重要でございます。そのため本市と致しましても意見交換会や地域交通ノリノリ事業などにより移動支援の確保にかかる地域主体の取り組みの支援に力を入れているところでございます。 今後は地域に移動手段の確保について、早い段階から考えていただけるよう本市の取り組みについての一層の周知に努めながら地域の皆様と共に地域の実情に応じた快適で容易に移動できる生活の実現に向けて鋭意取り組んでまいりたいと存じます。