活動報告
側溝清掃について

決算審査特別委員会 経済局・文化観光局・農業委員会  

  • 内藤りょうすけ
    私からは第6款 経済費 第1項 商工費 第4目 観光費について伺って参ります。 「観光施設運営管理」3310万円、「西部地区観光振興」7115万9000円のうち、秋保地域の観光振興にかかる決算について、内容をお示しください。
  • 観光課長
    秋保地域の観光振興に関する決算内容につきまして、西部地区観光振興におきましては秋保文化の里センターの指定管理料に4890万円、秋保ビジターセンター及びキャンプ場の指定管理料に1850万円、秋保工芸の里の緑地管理や清掃管理業務等として375万9000円でございます。観光施設運営管理におきましては秋保大滝レストハウスの緑地管理業務や大東岳登山道整備などの委託料に713万9000円、二口キャンプ場やトイレなどの修繕料に110万7000円などでございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に、関連して、野尻地区にある新種の桜「秋保足軽紅重」について伺います。令和2年度に紹介看板や柵、カーブミラーを設置いただきましたが、その後、どのように観光資源として活用、発信いただいているのか伺います。
  • 観光課長
    令和2年に新種の桜として認定されました「秋保足軽紅重」につきまして、観光情報サイトせんだい旅日和に紹介ページを設けると共に、観光キャンペーンのガイドブックなどへの掲載などにより情報発信を行なってまいりました。また、本年4月には地域の方々と共に現地で秋保足軽紅重桜フェアを開催致しまして、多くの方にご来場いただいたところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    秋保足軽紅重についても、周知にご努力いただいていることは承知しましたが、さらに野尻地区にも誘客を図るため、観光資源として活用頂きたいと考えております。秋保足軽紅重については新種の桜との事でもあり、地域の皆様だけではなく本市にとっても大変うれしい話です。是非秋保にお越し頂いた皆様には新種の桜「秋保足軽紅重」をご覧頂きたいと願うところではございます。道路の状況等の問題については令和3年第4回定例会にて様々伺って参りましたので、検討も含めお願いはするところではございますが、秋保大滝にはコロナ前は年間50万人もの多くの観光客がいらっしゃいますが、秋保大滝より西にはなかなか観光客が向かっていないようです。このような現状を当局はどのような問題を感じているのでしょうか伺います。
  • 観光課長
    秋保大滝につきましては、委員ご指摘の通りコロナ前には年間50万人前後の来訪がある一方でその更に西側の秋保ビジターセンターへの来訪者は15000人前後、また二口キャンプ場の利用者は3000人前後で推移しておりまして、秋保大滝と比較致しますと秋保大滝以西には必ずしも多くの方にお越しいただいている状況ではございません。秋保大滝以西には、ご紹介いただきました秋保足軽紅重に加えまして、二口峡谷や 国指定の名勝磐司などの雄大な自然を体感していただけるスポットもございますことから、これらを活かした誘客への取り組みが課題であると認識しております。
  • 内藤りょうすけ
    当局でも秋保大滝エリアより西への誘客に問題意識をもっていただいているようです。これまでも様々な検討をしてきたと思いますが、改めてこれまでの当局が検討してきた内容について伺います。
  • 観光課長
    秋保大滝より西側のエリアにつきましては、令和2年度には秋保総合支所を中心と致しまして、地元の方々からのご意見も踏まえて秋保大滝植物園や秋保ビジターセンターなどの、秋保大滝二口エリアの観光施設等の魅力検討に着手したところでございます。令和3年度からは局区横断的にその具現化に向けた協議を進めているところでございます。本年度につきましては、秋保大滝二口エリアの活性化に向けた民間事業者へのヒアリングを行なっているところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    次に観光客への防災情報の発信について伺って参ります。私も観光客に対しての災害発災時の問題を令和3年第4回定例会にて求めましたが、令和4年1月にせんだい旅日和にて作成を頂いたことは評価をするところです。まずは内容を確認致します。
  • 観光課長
    観光客の方々への防災情報の伝達につきましては、観光情報サイトせんだい旅日和のお役立ち情報の中に防災緊急情報の項目を新たに作成致しまして、そこから仙台市HPの緊急のお知らせや避難所、津波への備えなどへの情報にアクセスできるように対応したところでございます。
  • 内藤りょうすけ
    この件は、本市にお越し頂いた皆様が、万が一被災された時の安全の確保につながるものでございますので、すべての観光客に知って頂けるよう、引き続きしっかりとした広報に努めて頂きたいと思います。私も先日せんだい旅日和を拝見させて頂きました。早速この防災・緊急情報を見たいと思いましたが、私がネットにうといのもありますが、たどりつくまでに30分程かかってしまいました。もちろんわかっている人はすぐに開けるのだとは考えますが、私みたいな状況となる場合もあるのでは、いざこの情報が必要であるときに役に立たないのではと感じましたが、当局のご所見をお伺い致します
  • 観光課長
    平時におきましては現行の形式で情報を記載しておりますため、かなり深いところに情報が記載されておりました。大規模災害時におきましては、せんだい旅日和のサイトのトップページに防災情報を掲載するなど、観光客の皆様が必要な情報に迅速にアクセスできるよう対応することとしております。緊急時の防災情報のわかりやすい発信に努めてまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    緊急事態の時には私みたいな状況にならないようにそのような対応をよろしくお願いします。防災・緊急情報を見ますと、まず一番上に防災・緊急情報があり、まずはこれを確認することから始まります。次に仙台市避難情報ウェブサイトがあります。これを開くと自分で各区を選び地域を選んでいくものであります。これを見ますと、地域を知っていなければ選択出来ないものであります。これは本市のホームページをリンクしているものですので、市民に対しての情報としては分かりやすいものだとは感じますが、観光客にはさっぱり分からないものではないかと感じました。次に載っているのが「避難所はどこ?」です。これを見ますといろんな調べ方ではありますがGPSを使った現在の位置から避難所を探せるものがございました。しかし、「住所から避難所を探す」を見ると、先程見た仙台市避難情報ウェブサイトに繋がります。内容については危機管理局の話ですが、土地勘もない観光客にとっては、住所等で避難所を探すのは大変苦労するのではないかと感じました。様々な状況を考えて危機管理局が作ったものを活用頂いているのだとは感じますが、私としては、改めて文化観光局として作り直すなど、観光客により分かりやすい発信を求めますが、当局のご所見をお伺い致します。
  • 観光課長
    自然災害が発生した際など緊急時においては、観光客の方も含めまして全ての方に迅速かつ正確な情報をお届けすることが必要でありますことから危機管理局などにおいて作成した防災緊急情報などを観光客の方にもご案内しているところでございます。一方でご指摘の通り、観光客の方にとりましては住所での検索は一部わかりづらい点もあるかと存じますので、地図やGPS情報で避難所をご確認いただくなど必要な防災緊急情報などに、より容易にアクセスできますよう情報掲載の仕方などについて工夫してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    様々な考え方はあるのだとは認識しますが、だれが対象なのかを踏まえたより良いものにして頂きます様よろしくお願い致します。つぎにせんだい旅日和にて実証実験しております、AIチャットボット「伊達政宗とチャットする」があります。まずはこの内容について確認致します。
  • 観光課長
    この事業は本市の観光に関する様々な質問についてAIを活用してチャット形式によるやりとりをしながら適切な回答を提供する実証事業であります。今回のAIチャットbotは本市の総合観光情報サイト「せんだい旅日和」や外国語サイト「Discover SENDAI 」に7月15日から今月末まで設置し、その後利用者の属性や質問内容の分析を行い、より効果的な観光案内にすることを狙いとしたものでございます。
  • 内藤りょうすけ
     伊達武将隊の政宗公が様々な質問にお答えいただき、観光案内をして頂けるもので、素晴らしいものであると感じますし、今後、せんだい旅日和の情報が多くなりすぎると探すのが大変になりますので、今後はこのAIチャットボットをメインに考えてもいいのではないかと感じますが当局のご所見をお伺い致します。
  • 観光課長
    せんだい旅日和は総合観光情報サイトとして、観光スポットやモデルコースなどの情報を幅広く発信するものでありその内容を充実させていくことは重要と考えております。掲載する情報が増えていくにつれ、必要な観光情報を得るまでに時間を要することも想定されますので、サイト内での検索のしやすさや利便性を向上させると共にAIチャットbotによる提案型観光案内の活用についても今回の実証実験の結果なども踏まえながら検討してまいります。
  • 内藤りょうすけ
    私もこのAIチャットボット伊達政宗公とチャットをしてみました。最初に政宗公からようこそ我が杜の都へと言われ案内をしてくださるそうです。私は早速「伊達政宗公騎馬像」と打ち込んでみたところ、仙台城の案内をされました。おぉーと思い、表示を開いてみたら、現在騎馬像は修繕されている状況はお知らせには記載されておりましたが、メインのページとはリンクしておりませんでした。今後このような新たな状況を含めたものにして頂きたいと思います。また、今度は富沢遺跡と打ち込んでみたところ、おぬしが気になる観光テーマを選ぶがよいと言われました。そのような情報が分からない方もこのAIチャットボットを使うと考えます。まだまだ実証実験ではありますが、このようなことも起こりましたので、しっかりとしたものを作り上げて頂きたいと考えますし、体験プログラムにおいても「仙台旅先体験コレクション」という専用サイトがございます。今後は様々なところでも活用していく必要があると考えますが、当局のご所見をお伺いします。
  • 観光課長
    今回のチャットbotを活用した観光案内はまず実証事業として取り組んだものであり、より的確に観光案内を行うためにはAIへのさらなる情報の蓄積や学習が必要だと認識しております。次年度以降の取り組みについては、今後の分析結果も踏まえ様々検討してまいりたいと存じます。
  • 内藤りょうすけ
    最後に、今後の秋保の周遊促進や、観光客への防災情報発信等を含め来年度に向けた局長の想いを伺います。
  • 文化観光局長
    秋保地域の誘客は周遊促進につきましては、これまで温泉旅館組合や観光事業者などの皆様との連携によりまして、地域団体とも連携して地域の魅力をまとめた観光パンフレットの作成なども行なってきておりますけれども、ご指摘いただいたように秋保大滝からさらなる西のエリアへの誘客というのは課題であると認識しております。来年度、二口にあります秋保ビジターセンターを現在大規模改修の設計を行なっておりますが、来年度改修を予定しております。合わせて情報発信機能の強化も図ってまいりたいと考えております。 また、秋保大滝二口エリア活性化に向けた民間活力導入につきましても引き続き、調査やヒアリングを行うなど継続した取り組みを進めてまいりたいと考えております。それから観光情報につきましては、ご紹介いただいたチャットbot含め情報の充実に取り組んでまいりますけれども、防災情報のお話もございました。仙台を訪れる観光客への方への防災情報につきまして、わかりよう十分留意致しまして安心して旅行いただけるように関係部局とも連携しながら的確な情報提供に努めてまいりたいと考えております。