活動報告
側溝清掃について

議会報告

  • 第40回全国都市緑化仙台フェア、青葉山エリアの回遊性の問題

    まず初めに、市長は昨日、9月27日に執り行われる安倍元総理国葬儀に参列されることを表明されました。私からも、改めまして凶行により命を落とされた安倍元総理のご冥福をお祈りするとともに、市を代表して国葬儀へ参列することを決定された郡市長の決断を大いに評価するものであります。
    また、このコロナ禍の中現在まで様々な対応して頂いている事に感謝申し上げます。地域商店街活性化のための政策等、大変喜ばれていると伺っております。しかしながら今年の7月には第7波と呼ばれるような状況でもございます。4回目のワクチン接種等も含め今後もしっかりとした対応をして頂きます様引き続きよろしくお願い致します。
    このコロナ禍の中、本市においても経済・観光に携る関係者の皆様には大きな影響がございました。私も令和3年第4回定例会にて今後アフターコロナを見据えしっかりとした交流人口の拡大を含め対応をしていかなければならないと求めて参りました。
    今年は仙台七夕前夜祭の花火大会や七夕まつりをはじめ、多くの地域でも夏祭りなど規模を縮小してではございますが開催がされ、子ども達の楽しみを含め、市民の皆様に取っても楽しみが少しずつ戻ってきているようにも感じます。
    そこで、交流人口の拡大を含め、来年4月16日から6月18日までの54日間開催される第40回全国都市緑化仙台フェアについて質問を致します。

    まずは来年行われる緑化フェアではメイン会場を含め、まちなかエリアや東部エリア会場の合計で100万人の目標来場者数としております。さらには七北田公園をはじめ、東北大学 学術資源研究公開センター植物園、仙台市野草園、八木山動物公園フジサキの杜が連携会場となっております。
    目標来場者数100万人の達成に向け、PRやスタンプラリー、東部周遊ツアー等様々な企画があり本市の第40回全国都市緑化仙台フェアに対する意気込みを感じるところであります。
    また、会場コンセプトには、「杜の都・仙台」のシンボルである青葉山や広瀬川の豊かな自然、そして藩政時代以来の歴史や文化を感じられるエリアであることをふまえ、会場づくりや展示・イベント等を実施しますとなっております。
    メイン会場のイメージ図を見ますとわくわくするような図になっているところではございます。第40回全国都市緑化仙台フェアに合わせ、昨年から着工している仙臺緑彩館もオープンするところです。仙臺緑彩館は会場コンセプトにもある藩政時代以来の歴史や文化を感じて頂くための施設でもあり、これは会場青葉山にある仙台城跡にも足を運んで頂き、仙台の藩政時代以来の歴史や文化をより感じて頂く為に連携をしていく事が重要であると私は認識をしますが、今回の第40回全国都市緑化仙台フェアでメイン会場に仙台城跡は含まれておりません。
    仙台城跡は一部民間の管理となっているところではございますが、本市の魅力を発信する全国イベントとして民間としっかりと協力することが重要だと認識します。さらには青葉山公園からメイン会場を見下ろす事により、上から見せるすばらしい第40回全国都市緑化仙台フェアのメイン会場としての魅力創出にもつながると考えますが、当局のご所見をお伺い致します。

    このコロナ禍ではございますが、今年のゴールデンウイークではコロナも少し落ち着いた状況であり、観光を含め交流人口も例年に比べて、新幹線の利用者数は80%程に戻ったとも伺っております。しかし仙台城跡では例年の50パーセント程しか来場者が戻らなかったそうです。
    今年の3月16日の地震の被害で、仙台城跡の石垣が崩れ大手門跡からの登城ルートが通行止めになっている事が影響していると考えます。まずはるーぷる仙台の通行が出来ない状態に加え、国際センター駅で降りられた観光客からも「どのようにして仙台城跡に行ったらいいのかまったく分からない。」「大変不親切だ」との問い合わせも多くあったと伺います。
    当時、当局にも様々求めさせて頂き、可能な限りの対応をして頂いた事は評価をするところではあります。その中でも大手門跡地から車で行けないのを少しでも解決させるために、るーぷる仙台を迂回して仙台城跡まで運行していただくとともに、巽門ルートから歩行者の登城ルートは確保をして頂きました。
    しかしながら先程申し上げたように、多くの観光客や市民から問い合わせがあり、来場客も50パーセントまでしか戻らなかったのが現状であります。この石垣の復旧は国の補助をうけて行う事業であり、復旧には少なくとも3年間はかかる予定となっております。
    この復旧では来年行われます第40回全国都市緑化仙台フェアには間に合いません。このままの状況にしておくのは、先程のゴールデンウイークで様々な苦情等が出る可能性を残したまま来年の第40回全国都市緑化仙台フェアを開催する事は、本市が全国にPRするのにもいいタイミングであるにも関わらず何も行わないのはありえません。
    通行止めとなっている市道仙台城跡線の全面復旧は困難だとしても、通行止めの一因となっている地震で被害を受けた中の門付近のいち早い調査と復旧を行い、第40回全国都市緑化仙台フェア開催中の利用者数が多い時期だけでも、安全を確保した上でメイン会場と仙台城跡を最短でつなぐ、臨時のシャトルバスの運行を検討すべきと考えますが、当局のご所見をお伺い致します。

    先程も申し上げたとおり、第40回全国都市緑化仙台フェアを開催する事は、本市が全国にPRするのにもいいタイミングであります。
    現在国際センター駅には羽生結弦さんと荒川静香さんのモニュメントが飾られております。先日7月19日には羽生結弦さんが理想のスケートを追求するために、第一線を退きプロに転向するという日本だけではなく世界中を驚かせたニュースもございました。令和3年第2回定例会では羽生結弦さんを取り上げ、本市にスケートリンクを求めた先輩議員の質問もございました。
    この事は多くの市民も求めている事でありますので、しっかりと検討して頂きたいと思いますが、第40回全国都市緑化仙台フェア中に羽生結弦さんの事も合わせて見に来られる方も多いのではと考えますので、私からは国際センターを利用して本市の観光アンバサダーである羽生結弦さんの記念展示会場を設けることは出来ないのかと考えます。
    追廻地区のメイン会場にお越し頂く方は、地下鉄東西線の西公園駅と国際センター駅の二手に分かれると考えられます。
    西公園駅から利用した方々は、西公園南側地区をご覧頂きながら会場にいらっしゃいます。メイン会場・仙台城跡と見て頂き国際センター駅に行くときにこのような羽生結弦さんの記念展示会が行われていれば、多くの方にご覧頂けるのではないかと考えますし、第40回全国都市緑化仙台フェアに合わせて行う事で、全国の羽生結弦さんのファンの方々にも仙台の魅力を伝えられるのではないかと考えますが、当局のご所見をお伺い致します。
     

  • 仙台市からの回答

    市長:
    仙台都市緑化仙台フェアにおける仙台城跡との連携についてお答え申し上げます。
    仙台城跡は藩政時代から続く歴史ある伊達文化の象徴でございます。本丸跡からは市街地から太平洋までをも一望でき、フェア開催時には大花壇や庭園で彩られたメイン会場も眼下にご覧いただけることから、ご来場の方々にもぜひ仙台城跡まで足を伸ばしていただきたいと考えております。フェアの開催に向けましては仙臺緑彩館での仙台城のご紹介の他、仙台城跡を含めた会場周辺エリアマップを作成致しましたり、アクセスルートのご案内などについて検討を今進めているところでございます。
    仙台城跡の民間施設とも連携を図りながら新緑の鮮やかなフェア開催時に本市にお越しいただく皆様へ、多くの方々にこの仙台はじまりの地である青葉山エリアの魅力を存分に発信してまいりたいと存じます。 

    文化観光局長:
    仙台都市緑化仙台フェアに関し、期間中の仙台城跡への臨時シャトルバスについて、お答え致します。
    来年の緑化フェアでは全国からお越しになる多くに方々に仙台城跡に足を運んでいただきたいと考えており、伊達文化の魅力を伝える企画はもとより、交通アクセスの充実が重要であると考えております。
    現在関係局とも協議を進めておりますが、地震で被害を受けた巽門跡なども復旧工事の状況を踏まえつつ、メイン会場から仙台城跡をつなぐ臨時シャトルバスの運行についても検討して参りたいと存じます。
    次に緑化フェアにおける羽生結弦さんの記念展示会についてでございます。
    緑化フェア期間内のおける記念展示会につきましては、フェアそのものの目的との関連づけや関係者との調整などの課題があると考えております。一方で、本市にゆかりがある知名度の高い方を活用することは本市の魅力発信に有効な手法の一つとして認識しており、今回のフェアでどのような対応が可能か関係局とも連携しながら検討して参りたいと存じます。