活動報告
側溝清掃について

議会報告

  • 今年の教科書採択の考えについて

    今年は新しい教科書の採択が行われますが、仙台市教育委員会の今年の教科書採択の考えについて伺います。
    仙台市教育委員会は、かねてから教科書採択に関して「公正性と透明性」の確保の重要性を強調してきたが、実情は「公正性と透明性」を高める改善が十分に図られているか疑問視する声もあります。
    仙台市教育委員会は本来、市民が見て何故ある教科書が採択されたのか理解できるよう、客観的な県の基準等の根拠にもとづいた採択作業を行う責務があると思います。また、過去ある教科書会社による教科書採択の前に見せて金品を送っていた問題が記憶に新しいところです。
    是非市民の皆様に「公正性と透明性」が理解出来る教科書採択をして頂きたいと思います。
    以上の事を踏まえ、仙台市教育委員会の今年の教科書採択についての考え方を伺いますとともに、この国に生まれて良かった、この町に生まれて良かったと市民の皆様が認識して頂けるような教科書を採択して頂きますように求め、私の質問と致します。

  • 仙台市からの回答

    本市の教科書採択に当たっては、宮城県の教科書の採択に係る基本方針や採択基準を踏まえて採択方針を設定するとともに、教科書について専門的な調査を行う調査研究委員会や有識者や保護者の代表、校長等から成る協議会からの意見なども参考にしながら、採択を行うこととしております。
    採択に当たっての観点としては、例えば、内容については発達の段階に配慮していること、配列については児童生徒の生活の実態に広く対応できること、学習と指導については主体的、対話的で深い学びを実践するために工夫されていること、表現と体裁については挿絵や図表などの配置や表現が適切であることなどを設定しております。
    このような採択方針にのっとり、公正性、透明性を確保した採択を行ってまいりたいと存じます。

議会報告

  • 教育問題について

    続きまして、教育の事について伺います。
    近年この日本におきまして様々な物騒な事件が多くございます。例えば近年増えている詐欺や、家族間の事件等が多くなってきております。詐欺では自分が楽をして他人のお金を騙し取ることも増え警察等もそのような被害が出ないように対応は必至にして頂いているところではございますが、現状はいたちごっこのような状況です。
    特にオレオレ詐欺のような詐欺ではターゲットを高齢者に絞り高齢者の皆様が老後の生活のために貯蓄しているお金をだましとる事は、私はその方の命にも関わる問題だと認識しております。また、家族間の事件では、子が親を、親が子をといった事件が多発しておりますが、そもそも人の命の尊さ等の認識が薄くなっている事で起きる事件ではないかと考えます。以前はこのような事件は少なかったと思いますが、近年このような事件が増えている根底には人としてのモラルや道徳心が薄れてしまっているのではないかと考えます。
    そのような考えから、教育問題について伺います。
    2018年より道徳の教科化がされました。私も新しい道徳の教科書を拝見しましたが、国語の教科書に似ており文章を読みAさんとBさんはこの時どんな思いであったか?等の質問を答えるものでございました。国語と違い道徳では明確な答えはないものでした。
    実際に教育にあたっている先生にお話しを聞かせていただいたところ、指導においても各々の先生の判断によるもので、さらには教科書以外のものを使っての指導も各々の先生の判断で行えるとの事でした。その先生のお話だと教育者の共通認識による教えではなく、ちゃんと指導できるかは先生によりけりだとのお話も伺いました。
    教育という立場で指導する以上教育者側にもしっかりと指導のため学んで頂かなければならないと感じました。
    教えてもらう先生や地域ごとに考え方が違うのでは共通の道徳にはならないと感じます。
    また、道徳心があれば起こらなかったのではないか?というような問題も多くございます。
    そのために、道徳の教科書並びに先生の指導に対してしっかりとした教育をしなければならないと思います。教科書の問いに対して、子供達の答えが間違っているものはしっかりと正して頂かなければならないと思いますし、教師の指導も一律にしていかなくてはならないと思います。
    そのようにしなくては、せっかくの道徳の授業が生かされないように思えます。子供は学校教育による教えと家庭内での教えと両方で学ぶ事が大事だと考えます。近年の物騒な事件においても、双方が道徳心を学んでいれば、命の尊さ、生まれてきたありがたさ、親への感謝を知ることによりおじいちゃん・おばあちゃんにも感謝をする事を理解していくと思います。
    また、子供は悪気がなくやっていてもそれを注意してくれる人がいない事により子供はそれを許される事だと認識をしてしまいます。
    当局はモラル教育を学校と家庭で連携して子供達に指導しているとの事ですが、子供が学校から渡されるプリントに書かれてあっても、それが親に渡されていない事や、渡されても親が読んでいない事もございます。これでは中々親と子が共通して認識をするというのは難しいのではないでしょうか?
    そこで現在問題となっているモラル教育や道徳を授業参観で親と子が一緒にいるときに学んでもらってはいかがでしょうか?
    このようなやり方でモラル教育や道徳を親と子が一緒に学んで頂く事で家庭内でもこのような共通認識での教育ができるのではないでしょうか。当局のご所見を伺います。
    子供達は学校や家庭の両方で学んだ事により成長し大人になっていくものだと思います。算数や国語・英語・理科・社会というような学力の学びももちろん大切な事でございますが、先程申し上げた通り、子供達が道徳をしっかり学んで頂き成長してもらうことで近年多くある悪質な事件等も減っていくのではないかと考えますし、将来この国を背負って頂かなければならない世代になった時に共通の道徳を学んでいないことにより、協調性なども薄れ連携を取れなくなってしまうのではと心配するところでございます。
    個々の能力は高くても連携が取れない事で1+1=3どころか1+1=2にもならなくなってしまうのではないかと心配です。
    このような観点からモラルや道徳をしっかりと学んで頂く事はこの国の将来を考える場合に必ずや必要なものだと思います。それが仙台市のためにも必要な事だと考えますが市長のご所見を伺います。

  • 仙台市からの回答

    市長:
    道徳教育の在り方についてでございます。 道徳教育は、人間としての生き方を考えて、主体的に判断をした上で行動し、自立した人間として他者とともによりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことでございまして、私といたしましても人間として生きる土台というふうに考えているところでございます。
    今般の感染症が拡大する中で、子供たちは医療従事者の方々の献身的なこの対応を目にして、道徳的な実践意欲が育まれたこともあるものと考えます。
    これからの社会を担う本市の子供たちが、多様な価値観を持つ人々と手を携えながら問題解決に当たろうとする態度を育み、考えを深めていけるよう、教育委員会の取組を支援してまいります。

    教育長:
    私からは教育に関し、市長が答弁した以外の御質問にお答えいたします。
    初めに、道徳の授業参観についてでございます。 道徳科は全ての教育活動を通じて行う道徳教育の要であり、その授業を保護者や地域の方々に公開することは、学校における道徳教育への理解と協力をいただく上でも有効な方法の一つであり、これまでも多くの市立小中学校において、道徳の授業参観を行ってきたところです。
    保護者の方が参観することにより、家庭において道徳の授業が話題になるなど、 親子のコミュニケーションが一層深まることも期待されます。
    今後も、家庭や地域と連携を図りながら、児童生徒の豊かな人間性や道徳性を育んでまいりたいと存じます。

議会報告

  • 前回質問した側溝の清掃について 進捗の確認と取り組み方の提案

    続きまして、令和2年第1回定例会におきまして昨年の東日本台風による被害の対応の一つとして、側溝の清掃について質問致しました。その後のどのような対応をしていただいているのでしょうか?
    私が質問をしたように、側溝の清掃をして頂いただけで冠水しなかったところもございます。これから台風が来る季節となります。避難所の新型コロナウイルス対策はもちろんですが、少しでも避難所に行かなくてもすむように早急に対応をする必要があると思います。そこで限られた予算の中で、なるべく予算を使わないで出来るやり方の検討も必要だと思います。
    例えば、何月何日の何時から何時までの間にこの町内の側溝の清掃を行うと決めます。町内会の方は側溝の蓋が重くて開けられないとの事でしたので、仙台市が側溝の蓋を開けゴミ袋を準備します。その後に町内会の皆様方のご協力を頂き側溝の清掃をしてもらい、準備しておいたゴミ袋に入れてもらいます。終了時間に改めて仙台市がその場所に行き、側溝の蓋を閉め、ゴミ袋を回収するやり方もあるかと思います。
    しかし、町内会では高齢化にともない難しいという所もあると思います。私もこの件について数か所の町内会の方々とお話しをさせて頂きました。側溝の蓋を開けられない・ゴミを捨てるのが大変だという問題を仙台市で対応していただけるならば可能ですとのお答えも頂きました。
    また、先程申したように高齢化により難しいところもございました。そこで地元建設業でも数か所で伺いました。今までも河川の清掃等を実際にボランティアで行っているため、側溝の清掃についても行えるとのお話もございました。
    このように地元建設業でも仙台市に協力的に対応してくださるところもございます。そこで、地元建設業に側溝清掃のボランティアを依頼し、町内会・仙台市と協力して行うことであまり予算を掛けずに災害による冠水を軽減できるのではないでしょうか?是非このような取り組みを行って頂きたく思います。
    ボランティアをして頂く地元建設業には他のボランティアをして頂く事で入札時に加点をする事が出来るかと思います。
    以上の事を踏まえ、新型コロナウイルス対策で大変な時期ではございますが、このようなやり方で予算はあまり使わずにこのような災害を減らすためや市民の皆様の安心・安全、さらに避難所に行かなくてもよくなる可能性を増やす意味でも早急に行うべきだと考えますが、当局のお考えを伺います。
  • 仙台市からの回答

    側溝清掃についてのお尋ねにお答えいたします。
    側溝の清掃につきましては、浸水履歴や地域からの要望を踏まえ実施しているところでございまして、現在は、令和元年東日本台風以降に要望がありました箇所も含め、清掃を進めているところでございます。
    また、町内会の清掃活動などによって発生した土砂やごみなどにつきましては市が回収するなど、地域との連携も図っているところでございます。
    次に、ボランティアによる清掃などについてのお尋ねでございます。
    側溝につきましては、排水機能が十分に発揮されるよう清掃が必要と考えておりますが、全てを定期的に清掃することは厳しい状況でございますことから、町内会等の御協力による清掃活動には大変感謝申し上げているところでございます。
    一方、近年では、高齢化により清掃を行うことが難しい地域もあり、市に対する清掃の要望が増加傾向にございます。
    浸水被害の軽減に資するこうした取組につきましては、御提案の民間企業によるボランティア、こういった支援もいただくなど、 工夫しながら地域と連携した安全・安心なまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

議会報告

  • 新型コロナウイルスに関する医療従事者への支援について

    まずは医療従事者をはじめ市民の生活を支えるためにご尽力頂いている各分野の関係者の皆様に改めて敬意と感謝を申し上げます。
    今回の新型コロナウイルス対策として仙台市としても独自の支援策を含め行って頂きました。しかし、今までの支援策は感染拡大防止の観点からの対策であります。
    そこで是非、医療従事者等の新型コロナウイルスから市民を守って頂いている方々に対しても支援の検討を行って頂きたく思います。先日宮城県で新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業が出されました。
    医療従事者の方々は連日休みたくても休めない中、常に新型コロナウイルスの危険を感じながら頑張って頂いている方々です。私も医療従事者の方とお話をさせて頂きましたが、常に新型コロナウイルスと直面している状況にもあり、自分が感染してしまう事で、子供を感染させてしまうのではないか?家族に迷惑を掛けてしまうのではないかと悩んでいたそうです。
    そのような中、市民の皆様方のために最前線で頑張って頂いていた方々です。新型コロナウイルスが終息するまではなかなか難しいところだとは思いますが、仙台市独自の支援策として、例えば地元の秋保や作並の温泉宿泊券等を支援し、医療従事者の方々に慰労と感謝の気持ちを表わしてはいかがでしょうか?
    地元温泉街は仙台市にとっても大きな観光資源であります。今後の仙台市の観光資源としても重要な温泉街への経済支援も含めて、今回仙台市の緊急経済対策第三弾として宿泊促進キャンペーンを提案されておりますが、その一環として仙台市独自の医療従事者への支援についても検討して頂きたく思いますが、当局のお考えを伺います。
  • 仙台市からの回答

    宿泊促進キャンペーンと医療従事者への支援に関するお尋ねにお答えをいたします。
    新型コロナウイルス感染症対応の最前線で御尽力されている医療従事者の方々に対しましては、心から感謝を申し上げるところでございます。
    特定の業種の方々に限定して宿泊割引を行うといった取組につきましては、公平性の観点から難しいものと考えておりますが、現在、交流人口の回復を目的として宿泊促進キャンペーンを段階的に展開すべく、準備を進めているところでございます。
    日々、御苦労されている医療従事者の方々にもぜひこのキャンペーンを御利用いただき、少しでも心身の疲れを癒やしていただきたいというふうに存じます。